和泉元彌
行高(楽士)/虫(声)
見世物小屋の人気楽士がある朝目覚めると虫になっていた…フランツ・カフカの不条理小説「変身」を室町時代に舞台を移して映画化。監督は秋原北胤。出演は和泉元彌、市川男寅、坂元健児、Steve Eto、田口麻子、綾田俊樹ほか。
室町時代、町では毎日のように座が開かれ、中でも見世物小屋の特異な催しは人気を博し、村人から役人まで多くの人を楽しませていた。その小屋で人気の楽士・行高(和泉元彌)は遅くまで真面目に働き、日銭を稼いでは家族のために全てを使っていた。ある日、大きな興行を控え、小屋の団長(坂元健児)は行高を早めに帰らせる。行高の実家では父(綾田俊樹)と弟の行定(市川男寅)が鼓の稽古をしており、食事の時間を迎えて、母(田口麻子)は帰宅した行高を起こしに行くが、返答がない。自分を呼ぶ母の声を聞き何度も起きあがろうとする行高だったが、どうにも身体が動かない。視覚もおかしく、声も出ない。ふと鏡に映る自身の姿を見ると……。
行高(楽士)/虫(声)
行定(行高の弟)
団長(小屋の主人)
楽士(元小屋の楽士)
母(行高の母)
家政婦(日雇い)
莚打ち(村人)
妖華(小屋の女将)
鍵屋(雨小屋)
(住人)
坐無座(行高 父)