
華村あすか
お葉
「アルビノの木」「リング・ワンダリング」などで、国内のみならず海外映画祭でも受賞多数の異才、金子雅和監督の最新作。川や山といった圧倒的なロケーションと民俗学・美術等に裏打ちされた世界観により、現代人が忘れかけている自然への畏怖や人間の根源にある生命力を描き出す。
高度経済成長が始まった1958年。少年ユウチャ(有山実俊)は、大きな川の上流にある山間の集落で、林業に従事する父、病で臥せる母、老いた祖母と暮らしていた。まだ自然豊かな土地ながら、森林伐採の影響を受け、ユウチャの家族は年々深刻化していく台風による洪水被害に脅かされていた。そんな夏休みの終わり。集落に紙芝居屋がやってくる。集まった子どもたちに披露された演目は、この土地に古くから伝わる里の娘・お葉(華村あすか)と山の民である木地屋の青年・朔(葵揚)の悲恋の物語だった。叶わぬ想いに打ちひしがれたお葉は、山奥の淵に入水。それからというもの、彼女の涙が溢れ返るように数十年に一度、恐ろしい洪水が起きるというのだ。紙芝居との不思議なシンクロを体験したユウチャは、家族を脅かす洪水を防ぎ、同時に哀しみに囚われたお葉の魂を鎮めたいと願い、古くからの言い伝えに従って川を遡り、山奥の淵へと向かうが……。
監督、脚本
共同脚本
原作
エグゼクティブ・プロデューサー
エグゼクティブ・プロデューサー
撮影
音楽
美術監督
スタイリスト
ヘアメイク
ヘアメイク
照明
音響
助監督
企画・プロデュース
企画・プロデュース
プロデューサー
プロデューサー
カラーグレーディング
OPアニメーション
[c]キネマ旬報社