クラーク・ゲーブル
Candy_Johnson
「ゼンダ城の虜(1952)」のパンドロ・S・バーマンが1941年に製作した西部劇。「黒騎士」のマーゲリット・ロバーツとジョン・サンフォードのオリジナル脚本から「ブーム・タウン」の故ジャック・コンウェイが監督、「三つの恋の物語」のハロルド・ロッソンが撮影を、「愛しのシバよ帰れ」のフランツ・ワックスマンが音楽をそれぞれ担当した。主演は「ミズーリ横断」のクラーク・ゲーブルと「悪人と美女」のラナ・ターナーで、「クーパーの花婿物語」の故フランク・モーガン、「荒野の三悪人」のクレア・トレヴァー、「ダイナマイト夫婦」のマージョリー・メイン、「テキサスから来た男」のアルバート・デッカー、ヘンリー・オニール、チル・ウィリスなどが助演する。
西部の町を流れ歩くいかさま賭博師“キャンディ”ジョンスン(クラーク・ゲーブル)と相棒のスナイパーは堅気になろうと決心してゴールド・ラッシュの町イエロー・クリークにやってきた。途中の汽車の中でキャンディを魅了した美人エリザベス(ラナ・ターナー)も同じ町で降り父の治安判事コットン(フランク・モーガン)に迎えられた。コットンはかつてキャンディと同じ賭博仲間だったが、2人が酒場であったときに娘に前歴を言わないでくれとキャンディに頼んだ。その時酒場でイカサマのことから争いが起こり、騒ぎに飛び込んだキャンディは“自殺”という拳銃のゲームで顔役のブラゾスからまんまと5000ドルを巻き上げた。ブラゾスが経営する賭博場でキャンディは昔の恋人ゴルディ(クレア・トレヴァー)にもあったが、エリザベスにぞっこんの彼は彼女を相手にせず、嫉妬したゴルディはエリザベスに彼の悪口を告げた。しかし、それを信じないエリザエスは一夜キャンディに誘われるままホテルに出かけ、彼を酔い潰して否応なしに結婚してしまった。翌日、気がついてキャンディは大喜び、ブラゾスに張り合って遊び場を経営して大当たりをとった。今は治安判事のコットンはキャンディが町に勢力を伸ばすのを危険に思い、一切を市民に暴露して町政を改新しようとしたがキャンディの部下に射殺されてしまった。それを聞いた妊娠中のエリザベスは馬車から落ちて死産し、彼女も瀕死の体となった。キャンディは今更ながら堅気の彼女と結婚した軽率を悔やみ、持ち金全部を彼女に残してスナイパーと共に町を去ることにした。ブラゾスはそのキャンディを撃とうとして逆に殺された。2人がある遠い町についたとき、スナイパーがこっそりエリザベスを呼び、早速かけつけた彼女とキャンディは2度と離れぬと相擁した。
Candy_Johnson
Elizabeth_Cotton
Judge_Cotton
Gold_Dust_Nelson
Mrs._Varner
Brazos_Hearn
Daniel_Wells
The_Sniper
Pearl
Governor_Wilson
Mrs._Wilson
Harry_Gates
Blackie
監督
脚本
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
録音
[c]キネマ旬報社