松崎しげるに唇を奪われ山崎ケイがびっくり「すごく柔らか」
『プラダを着た悪魔』(06)のデヴィッド・フランケル監督作『素晴らしきかな、人生』(2月25日公開)のバレンタイン直前イベントが2月8日に都内で開催。「愛のメモリー」で“美しい人生”を歌い続けてきた松崎しげると、“ちょうどいいブス”で注目されたよしもとの芸人・山崎ケイ(相席スタート)が登壇した。山崎から松崎の顔面を形取ったチョコレートがサプライズでプレゼントされると、松崎から山崎にお礼のキスを贈ることに。松崎が山崎の頬ではなくいきなり唇を奪うと、会場がどよめいた。
山崎は「やだ。久しぶり。仕事でした初めてのキスかも。いままでビジネスキスとかはしてこなかったので」と少し動揺した後「すごく柔らかくて、素敵なキスでした」とまんざらでもない様子だ。松崎は「もしかして、色素がうつるかも」と言って笑いを取った。
また、リアルな顔面チョコについて松崎は「すっげえ。食えないじゃん。もったいなくて」と感心すると、山崎が「想像の3倍くらいの重さなんです。色まで再現してます」とアピール。松崎は「もらった人は忘れないね。“重いで”ってことで。いままで一番うれしいんじゃないかなと」と喜んだ。
映画にちなみ、人生のどん底について尋ねられた松崎。「2001年のモンゴルの平原での落馬事故ですね。腰の骨を3本折りました。2人目の長女が生まれた頃で路頭に迷った。報道で『再起不能』と書かれていたんです。でも、ある日テレビのキャスターが『あの人は大丈夫。車椅子でも歌うから』と言っていて。あのひとことで勇気をもらえた。映画を観たらすごく感じることがあった」。松崎はアカペラで「愛のメモリー」のサビも披露し、イベントを大いに盛り上げた。
『素晴らしきかな、人生』は人生ドン底にいた男が同僚、仲間、家族の愛や思いやりによって、ゆっくりと新たな一歩を進む物語。ウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら、アカデミー賞受賞&ノミネート俳優が結集した。【取材・文/山崎伸子】