“若き日のフュリオサ”を描く『マッドマックス』スピンオフ、エミー賞女優が主役候補に!?
2015年に全世界で大ヒットを記録し、第88回アカデミー賞で10部門にノミネートされた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。同作でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサの若き日にフォーカスしたスピンオフ作品が、現在製作開始に向けて着々と準備されているなか、その主演候補にジョディ・カマーが浮上していると「The Hollywood Reporter」が報じた。
カマーは1993年生まれの新進気鋭女優。海外ドラマ「キリング・イヴ/Killing Eve」で第71回エミー賞主演女優賞を受賞したほか、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(19)では主人公レイの母親役で出演。また、今後もライアン・レイノルズが主演を務める『フリー・ガイ』(近日公開)や、リドリー・スコット監督の最新作でマット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレックが共演する『The Last Duel』など話題作への出演が相次いでいる。
スピンオフ作品でもメガホンをとるジョージ・ミラー監督は先日「シャーリーズをCG技術で若返らせると思っていたが、まだ“不気味の谷”を超えられない」と語り、スピンオフへのシャーリーズの出演を否定。若き日のフュリオサ役として20代の女優を探していると明かしていた。
また報道によると、ミラー監督はすでに数か月前にカマーを候補に挙げていたとのことだが、3月下旬にはSkypeを利用してオーディションを行なっていたようで、そこには『スプリット』(17)などで知られるアニャ・テイラー=ジョイが参加していたという話も。
一方で、先日『怒りのデス・ロード』公開5周年を記念して「ニューヨーク・タイムズ」で掲載されたインタビューで壮絶な撮影現場を振り返ったシャーリーズは、自身のInstagramでメイキング写真を続々と公開。勇ましい姿と圧倒的なカリスマ性で人気を博したシャーリーズのフュリオサを超えるフュリオサは誕生するのか。続報から目が離せない。
文/久保田 和馬