「スパイダーマン」最新作にヒュンダイの最新車種が登場?ソニー・ピクチャーズとヒュンダイがパートナーシップ発表
現代(ヒュンダイ)自動車の最新車種とテクノロジーが、ソニー・ピクチャーズが制作する今後5作品に登場する。
このコラボレーションはソニー・ピクチャーズの作品と、ヒュンダイの技術とデザインを組み合わせるもので、トム・ホランドが主演する人気ゲーム作品の映画化『アンチャーテッド』(2021年7月全米公開予定)、2021年11月全米公開予定の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)の続編、2022年10月全米公開予定の『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)の続編などが予定されている。
ヒュンダイとソニー・ピクチャーズは技術的協力だけでなくマーケティング面でも協力し、バーチャル・リアリティやゲームなどの共同開発、イベントの実施など多角的に協力体制を組んでいくという。
このコラボレーションに際し、現代自動車の上級副社長で最高マーケティング責任者のウォンホン・チョー氏は、「ソニー・ピクチャーズとの戦略的パートナーシップは、未来の人類可動ビジョンを革新的な車やテクノロジーを通じて理解・体験していただくことで、現代自動車が考える進化的な移動手段や生活設計の変革を明らかにします。世界中の顧客や映画ファンにインスピレーションを与える様々な方法を提供していきたい」と述べている。
また、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの国際パートナーシップ・ブランドマネジメント担当副社長のジェフリー・ゴシック氏は、「この協働は、パートナーシップという言葉の真の意味を表している。実質的なマーケティング支援はもとより、二者が一緒に開発する画期的なコンテンツに最大のインパクトと可能性が現れることだろう」と声明を発表している。
先ごろ、トム・クルーズが主演しダグ・リーマンが監督する作品にイーロン・マスクが率いるスペースXとNASAが協力し、宇宙での撮影を可能にするとの発表があったばかり。今後もこのような異業種をつなぐコラボレーションが盛んになっていくことだろう。
文/平井伊都子