千眼美子「いま恋をしています!」舞台挨拶で突然の告白に、会場もびっくり!?
千眼美子が6月4日、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた主演映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist-』の大ヒット舞台挨拶イベントに登壇した。映画のタイトルにちなみ、司会から「秘密を教えてください」とお願いされ、「いま恋をしていまーす!」と笑顔で告白。共演者や会場が驚くなか、「神さまです!」と恋のお相手を明かした。
喫茶「エクストラ」でアルバイトをしながら、悩み相談に応じている霊能者のサユリ(千眼)を主人公とした本作。幽霊を見た女子高生、ポルターガイスト現象に悩む教師など、サユリがあらゆる相談を聞き、この世のものではない者と対峙することで、エクソシスト(=祓魔師、降魔師)として成長していく姿を描く。舞台挨拶には、伊良子未來、大浦龍宇一も出席。謎の女を演じた折井あゆみからは、ビデオコメントが届けられた。
5月14日に39県で緊急事態宣言が解除されたことを受け、本作は、5月15日より特定警戒地域外の一部劇場(66館)にて公開がスタート。いよいよ東京都内での上映もはじまり、千眼は「東京を舞台にしている物語でもあるので、東京の方にも観ていただきたいという思いがすごく強かった」とコメント。「この映画では目に見えないものと戦っている。いま、私たちもそういう状況にある。そういったものと戦って行こうという前向きな映画でもあるので、やっと届けられてすごくうれしい」と喜びを語った。
この日が映画館での舞台挨拶は人生初だという伊良子は「いままではそちら(座席側)に座っていた。まさか自分がこちらに立つ日が来るとは。ドキドキしながら、1日を過ごしていました」と苦笑い。劇中で幽霊役を演じた大浦は「幽霊役は初めて」とこちらも本作で“初”を経験。「次回からは『2回目です』と言える」と笑うと、千眼は「撮影現場では透けていなかったのに、映画を観たら、大浦さんが透けていた。俳優を10年、20年と続けたら、そういうことができるんだと思った」とジョークを飛ばし、大浦と会場の笑いを誘っていた。
また司会から「秘密を教えてください」とお願いされるひと幕も。千眼は「そんなに大したことがない秘密と、一瞬『え!?』となるけれど、模範解答的な答え。2つある。どちらがいいですか?」とニッコリ。大浦が「一瞬『え!?』となりたい」と希望すると、千眼は「いま、恋をしてまーす」と明かし、これには大浦と伊良子も「ええ!?」とびっくり顔。千眼は「神さまでーす!」とお相手について語り、「模範解答でしょ?」と楽しそうな笑顔を浮かべていた。
最後には「ちょうど1年前くらいに撮影をしていた。その時はこんなふうに世界がなるとは思っていなかった」と切りだした千眼。「悩んでいる人や迷っている人に希望の光を見てほしいという気持ちがあったり、一人一人がパワフルな存在なんだということを伝える映画だと信じている」と本作に込めた思いを語っていた。
取材・文/成田 おり枝