岩田剛典&新田真剣佑、初共演で表裏一体の幼なじみ役に…『名も無き世界のエンドロール』公開決定
新人作家の登竜門的文学賞でもある「第25回小説すばる新人賞」を受賞し、鮮烈なデビューを飾った行成薫による「名も無き世界のエンドロール」が、発売から8年の時を経て映画化され、2021年に公開されることが決定した。
お互いに親がいないキダとマコトは、少年期に出会い、支え合いながら生きてきた。しかし、“ある事件”をきっかけに、二人の人生は大きく変わってしまう。自分たちの運命を変えた不条理な世の中に復讐するため、キダは裏の社会で、マコトは表の社会で10年もの時をかけ、社会の底辺からのし上がっていく。はたして、異なる世界に身を置く二人が命懸けで仕掛ける一世一代の企みとは…?
主演を務めるのは、EXILE、三代目J SOUL BROTHERSでのパフォーマー活動を中心に、数々の映画やテレビドラマへ出演する岩田剛典。その優しいマスクで女性のハートをつかみ続ける岩田が、大事な友のために裏社会に飛び込み、殺人をもいとわない“闇の交渉屋”としてのし上がっていくキダを演じる。これまで見たことのないほどの“ハードボイルド”な男を見事に体現し、俳優としての新境地を切り開く。
そして、キダの唯一の家族ともいえる幼なじみのマコトを演じるのは、近年様々な映画やドラマに出演を続ける新田真剣佑。“ある事件”をきっかけに人生を狂わされるも、キダの力を借りながら会社経営者となり、表舞台でのし上がっていくストイックな男を演じる。
今回、初共演となる岩田と新田だが、劇中では親友以上の厚い信頼と固い絆を見せる。演じる役や互いについて、岩田は「キダは両親がいない家庭に育ち、幼少期から数少ない友人をずっと大切にしている友だち想いな人間です。初共演のまっけん(新田)は、マコトという役柄に象徴されるような天真爛漫さが印象的でした」とコメント。
一方の新田も「この物語は復讐劇であり、マコトはその復讐におけるキーとなる人物です。彼は色々なことを抱えた青年で、離ればなれになったキダと再会することから物語が始まります。岩田さんとは以前、授賞式でお会いしたことがあり、ご一緒できてとてもうれしかったです」と続けており、二人の言葉からも互いに好印象だったことが伺える。
メガホンをとるのは、『ストロベリーナイト』(13)、『累-かさね-』(18)などを手がけた佐藤祐市。硬軟取り混ぜた表現を得意とする佐藤が、表と裏、まったく異なる世界に生きる二人の男の物語をどのように映像化するのか。来年の公開を楽しみに待ちたい。