デ・ニーロ&アン・ハサウェイが再共演!ケイト・ブランシェット出演作に豪華スターが集結
ハリウッドを代表する名優ロバート・デ・ニーロと「スター・ウォーズ」シリーズのオスカー・アイザック、そしてドナルド・サザーランドとアン・ハサウェイが、ジェームズ・グレイ監督の次回作となる『Armageddon Time』に出演することが明らかになったと「Deadline」などが報じている。
すでにケイト・ブランシェットが出演することが明らかになっている本作は、グレイ監督自身の少年時代の経験をもとに、ロナルド・レーガン大統領が誕生する80年代前半のアメリカ情勢を背景に、忠誠心と友情を描く物語。グレイ監督が通っていたニューヨークの名門私立学校が物語の舞台となるとのことで、そこはドナルド・トランプ大統領も通い、その父であるフレッド・トランプが理事を務めていたことでも知られている。
「Deadline」のインタビューに対して「公立の学校から私立学校に入った私が体験した、特権世界について描く物語」だと語るグレイ監督は、『エヴァの告白』(13)や『アド・アストラ』(19)など硬派な作風で知られている。「いままで手掛けてきたような作品とはまるで反対のことに挑戦しようとしている。人について、人の感情について、人と人との関わりについてをテーマに、暖かさと優しさで満たされた作品を作りたい」と、人種差別などの政治的な要素を持ちながらも心温まるヒューマンドラマになることを強調。
グレイ監督とデ・ニーロ、アイザック、ハサウェイ、そしてブランシェットはこれが初タッグ。サザーランドは前作『アド・アストラ』に続いてのタッグとなる。RTフィーチャーズが製作を務める本作は、現在ニューヨークでの撮影開始に向けて準備が進められているとのこと。また、今月開催されるカンヌ国際映画祭のバーチャル・マーケットに出展される予定となっている。
文/久保田 和馬