日本映画初の試み!山崎賢人×松岡茉優『劇場』が劇場公開と同時に配信決定
お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹による小説を映画化した『劇場』が7月17日(金)より公開され、同日からAmazon Prime Videoにて全世界独占配信されることが決定した。
本作は山崎賢人演じる永田と、松岡茉優演じる沙希の“一生忘れられない恋”を描いた作品。主人公の永田は高校からの友人と立ち上げた劇団で脚本家兼演出家を担当している。しかし、前衛的な作風は酷評され、劇団は解散状態に。孤独を感じていた永田は、ある日、街で自分と同じスニーカーを履いている沙希を見かけ声をかける。沙希は女優になるために上京した学生で、お金のない永田は彼女の部屋に転がり込み、一緒に住み始める。自分の夢を重ねる沙希に支えられながら、永田は理想と現実の間を埋めようとますます演劇に没頭していく。
劇場での公開が延期となっていたが、映画配信と同日に全国の映画館でも公開される。実写の邦画作品が劇場公開と同時に定額制動画サービス上で配信されるのは今回が初の取り組み。
監督の行定勲は「再公開の状況が作れないという問題に直面していたところに、Amazonから声をかけていただきました。しかも公開と配信を同時にという私の希望をかなえる形で。これは映画がより観客に届くことを最優先させた結果です。渾身の思いで作った映画『劇場』を映画館で、そしてご自宅で、皆様に観ていただきたいです」とコメントしている。
また、原作者の又吉は「『劇場』は題名の通り、劇場を表現の場として演劇に青春を捧げる若者の物語であると同時に、小さな部屋を舞台とした恋人との日常の物語でもあります。“劇場”も“部屋”も自分にとって、あらゆるものが剥きだしになる特別な場所です。映画館でご覧いただきたいのはもちろんですが、皆さんの日常に近い場所でも、この映画がどのように響くのかとても楽しみです」と、配信ならではの魅力を語った。
配信で観ればよりストーリーに沿った環境で、劇場で観ればタイトル通りの場所でと、それぞれ違う感じ方を楽しむことができる。独自の感性を持つ又吉と、恋愛映画の名手である行定が生みだす世界観にさらに期待が高まった!
※山崎賢人の「崎」は立つ崎が正式表記
文/トライワークス