新型コロナウイルスの始まりの物語を『スキャンダル』脚本家が映画化!

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新型コロナウイルスの始まりの物語を『スキャンダル』脚本家が映画化!

シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの主演で米TV業界で起きたセクシャル・ハラスメント事件を描き、賞レースを沸かせた『スキャンダル』(19)。その脚本を手掛けたチャールズ・ランドルフが、新型コロナウイルスを題材とした映画の監督、脚本を務めることが明らかになったと米「Variety」など、多数メディアが報じている。

映画では中国・武漢で起きたパンデミックの“はじまり”について描かれるそう。ランドルフにとって、これが初監督作となる。製作総指揮は『スキャンダル』の製作も担当した、マーガレット・ライリーが務め、資金調達と製作をSK Global社が行うという。

ランドルフはこのプロジェクトに対して、「このプロジェクトを正しく行うために、SK Global社の全員と協力出来ることをうれしく思う。私たちがこの事象を掘り下げるほど、武漢での物語は豊かになる。単に怪物と戦うのと、暗闇の中で戦うのではまったくもって意味が異なる」と本作への意気込みを語っている。医学界が未知のウイルスに直面し、世界的な大流行となる直前に、中国・武漢でどのような事が起きていたのかを調査しており、ロケ地には、世界各国と中国も含まれている。

SK Global社のCEOのジョン・ペノッティ&チャーリー・コーウィンは、「チャールズは、私たちが生きている人生が、感動的でドラマチックであることを教えてくれる。彼の鮮やかなストーリーテリングと洞察力は、この物語の核となっている。彼のビジョンと監督デビューのサポートが出来ることをうれしく思う」と語っている。

ランドルフは、『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(03)や、第88回アカデミー賞で脚色賞を受賞した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)など、数々の“社会派”映画を手掛けてきた名脚本家だ。新型コロナウイルスという世界を揺るがした出来事をどのように描くのか、注目が集まっている。

文/編集部

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