賀来賢人×伊藤健太郎、“お互いを認め合う2人”の『今日から俺は!!』セルフポートレートインタビュー<後編>

インタビュー

賀来賢人×伊藤健太郎、“お互いを認め合う2人”の『今日から俺は!!』セルフポートレートインタビュー<後編>

仲良しインタビュー、後編も白熱!
仲良しインタビュー、後編も白熱!写真/宮﨑健太郎 衣裳/高橋英治 ヘアメイク/関早矢香、宮内宏明(M’s factory)

2018年に日本テレビ系で放送された大ヒットドラマ「今日から俺は!!」が、笑いとスケールをアップした劇場版になって復活!大ヒット公開中だ。
笑いの“奇才”=福田雄一監督のもと、ドラマ版に続いて金髪とトゲトゲ頭のツッパリコンビ、三橋貴志と伊藤真司を快演した賀来賢人と伊藤健太郎が、清野菜名や橋本環奈、仲野太賀らオリジナルキャストと、柳楽優弥や山本舞香ら魅力的なゲスト俳優と一緒に作り上げた本作を、、前後編のインタビューで振り返ってくれた。
今回お届けする後編では、劇場版で久しぶりに共演したお互いの印象や、福田監督の現場の思いがけない変化、作品タイトルに絡めた“2人が今年から始めたいこと”までググっと迫りました。劇中とは違う2人の素顔が見え隠れするので、これを読めば映画の見え方も変わるかも!?

「ツッパリたちの世界はみんなまっすぐで、すごく好きです」(賀来)

――改めてお聞きしますが、ドラマ版が大ヒットしたした時に、思ってもいなかった意外な反響はありましたか?

伊藤「意外な反響というか、いろんな人たちが観てくれたことにビックリしました。それこそ年齢の幅も広くて、自分の母親やおばあちゃんの世代の人たちから3歳ぐらいの子どもまで楽しんでくれたので、そこは想定外で。僕は、小学校の高学年から中学生ぐらいがメインの視聴者になると思っていたんです。でも、大人も子どもと一緒にしっかり楽しんでくれていたし、家族や学校での会話の中心に“今日俺”があるという現象はとてもうれしかったです」
賀来「本当にそうだよね。子どもたちの親から“ありがとうございます。子どもがおとなしくなりました”って言われたし、想像していなかったうれしい誤算がいっぱいあって。自分のキャリアにも大きな変化があったし、いいことばかりでした(笑)」

――“今日俺”が描くツッパリたちの世界はそれまでなじみがなかったと思うんですけど、演じられてみていかがでしたか?

賀来「“タイマン”という制度はかわいいですよね。現代のように感情のベクトルがイヤらしくないというか、昔のほうがすべてシンプル。そこがあの時代のよさだし、すてきだなと思います。だって、“タイマンだー!”って言ったら、ちゃんと(相手が)来るんですよ。すごくかわいいじゃないですか(笑)。ツッパリとはいえ、みんなまっすぐだから、そこがすごく好きです」
伊藤「そうですね。80年代のツッパリの人たちって、みんな熱いものを持っている。例えば、バイクが好きな人がそれに情熱を注ぎ、サッカーが好きな人が全力でそれに打ち込むのと同じで、ツッパリもそれを極めた彼らの美学。そこは自分も含めた現代人やいまの高校生が忘れがちな部分のような気がしたし、三橋も伊藤も美意識高いなって思いました。伊藤なんて、“朝からこんなに髪を立てるか!?”という感じでしたから(笑)」

伊藤が「なんとか間に合った」と語る髪型
伊藤が「なんとか間に合った」と語る髪型[c]西森博之/小学館 [c]2020「今日から俺は!!劇場版」製作委員会

――伊藤さんは今回の劇場版のために、いつごろから髪を伸ばし始めたんですか?

伊藤「実は、朝ドラの『スカーレット』を同時に撮っていたので、すごく微妙だったんです。それこそ、カツラにしなきゃいけないのか?って話も出て、髪問題はいろいろあったんですけど、なんとか伸ばしていいということになって。でも、どれぐらいの期間だろう?賀来くんの舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』を観に行ったのはいつぐらいだったっけ?」
賀来「去年の夏だよ。7月!」
伊藤「それぐらいからだから3、4か月ぐらい。伸ばしたい、伸ばしたいと思っていたのでドラマ版の時より若干長くなっちゃったけど(笑)、間に合ってホッとしました」

インタビュー中も息ピッタリの2人
インタビュー中も息ピッタリの2人写真/宮﨑健太郎 衣裳/高橋英治 ヘアメイク/関早矢香、宮内宏明(M’s factory)

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