一青窈の生歌に木南晴夏&河合美智子が号泣!「元気になりました」と報告も
歌手・一青窈の実姉、一青妙によるエッセイを原作に映画化した『ママ、ごはんまだ?』の初日舞台挨拶が2月11日に角川シネマ新宿で開催され、木南晴夏、藤本泉、河合美智子、原作者の一青妙、主題歌「空音」を担う一青窈、白羽弥仁監督が登壇。一青窈が生歌を披露し、木南と河合が号泣した。
本作は、台湾人の父と日本人の母の間に生まれた姉妹が、亡き母が書いた台湾料理のレシピ帳を見つけたことから明らかとなる家族の物語。
実姉の原作を基にした映画の主題歌を担当した一青窈は「プレッシャーもありました」と苦笑い。「母亡き後は姉が母役をやり、お姉ちゃんでもあり、さらには父の役でもあって。姉をちゃんと“いい子いい子”してあげる存在がいなかったので、歌で姉の頭を撫でられるといいなと思って書きました」と母代わりだった姉へ、精一杯の思いを込めた曲だと言う。
この日は、一青窈がステージで生歌を披露。伸びやかな歌声、観客に語りかけるようなパフォーマンスで会場を魅了した。歌が始まるやいなや、木南の頬を涙がつたったが、曲が終わる頃には、登壇者陣それぞれが瞳をうるませていた。
原作者でもある一青妙役を演じた木南は「妙さん役をやらせていただいた私からすると、すごく染みるものがあって。妙さんが歌を聴いている姿を見て、この映画と重ねてしまって。深い姉妹愛を感じました」と涙声で感想を述べ、「一青妙という役、この家族の話を映画にできて本当によかった」としみじみと語った。
昨年夏に脳出血を発症し、リハビリ中でもある河合は、白羽監督に体を支えられながらステージに上がった。河合も泣きながら「『空音』が大好き」と大感激。「元気になりました!ご心配をおかけしましたが、大丈夫です。今日のために頑張りました」と回復を報告して、会場から大きな拍手を浴びていた。
会場からもすすり泣きが聞こえ、涙、涙の舞台挨拶となったこの日。最後のフォトセッションでは、木南が「ほぼすっぴんになっちゃった!」とお茶目に語り、会場の笑いを誘っていた。【取材・文/成田おり枝】