木村良平が実写版『ぐらんぶる』に太鼓判!竜星涼&犬飼貴丈の“着衣姿”に「ドギマギしている」
人気コミックを映画化した青春コメディ『ぐらんぶる』(8月7日公開)の公開記念前夜祭が8月6日に行われ、竜星涼、犬飼貴丈、与田祐希がはっぴ姿で登場。テレビアニメ版で今村耕平役を演じた木村良平、主題歌を書き下ろしたsumikaの片岡健太と小川貴之もゲスト参加し、公開前夜を盛り上げた。
キラキラな大学生活を送るはずだった伊織(竜星)と耕平(犬飼)が、常識の通用しないぶっ飛んだダイビングサークルのメンバーに囲まれ、予想外の青春を送る姿を描く本作。登場人物のあまりの脱ぎっぷりから、“映像化不可能”と言われてきたコミックの実写映画化に英勉監督が挑み、竜星と犬飼が“ほぼ全裸”のシーンも体当たりで演じ切った。
劇中でバディを演じた竜星と犬飼だが、竜星は「彼はなんでも我慢してやり遂げる」と犬飼のチャレンジ精神に驚いたそうで、「ダイビングがメインの映画ですけれど、(犬飼は)泳げないんです。かなづちなんですよ」と暴露。犬飼が「そうなんです。水に顔をつけるのもキツい」と告白すると、竜星は「スタッフも共演者もみんな、それを知らなかった。バディを組んでいる僕ですら、最後の最後まで知らなかった」と話す。
犬飼は「撮影中に言ってしまったら、心配されると思った。撮影が終わって、笑い話にできるころに言おうかなと思った」と語っていたが、竜星は「この作品にかける気合が違う!しかも海の中で魚に噛まれていた。我慢強いとしか言いようがない」と感心しきり。犬飼は「命がけで頑張った」と胸を張っていた。
また木村が登場するひと幕もあり、実写版とアニメ版の耕平の対面が実現。実写版をすでに鑑賞したという木村は「そこに耕平がいた!久しぶりにみんなに会えた気分がした。相変わらず、コイツらはバカだなと思った」と実写としてお目見えしたキャラクターに親近感たっぷり。「本当におもしろかった!アニメファンとしても、原作を読んでいた人間としても、男たちの裸を見ながらゲラゲラ笑った」と映画を大いに楽しんだという。
さらに竜星と犬飼をチラリと見て「お2人が服を着ているところをあまり見たことがないから、ドギマギしている」とコメントすると、竜星と犬飼も大爆笑。実写版の耕平役の犬飼は「僕もアニメや漫画が好きで、『ぐらんぶる』のアニメはやる前から観ていた。だからこそプレッシャーがあった。原作好きの方を裏切らないようにしたいという思いがあったし、吸収するためにアニメも観直していた」と吐露し、「木村さんに『よかった』と言っていただけてホッとした」と安堵の表情を見せていた。
アニメ版のアフレコ現場では、木村は「ここにいるヤツらを笑かしてやろう!と思っていた」とスタッフ、キャスト陣を「笑わせにいっていた」という。すると与田が「現場では笑いを我慢していた」と実写版も誰もが笑いを堪えるのが大変だったという。加えて、竜星が「英監督は、僕たちの芝居を見てずっと笑っていた」と話すと、木村が「アニメの監督もそうだった!ゲラゲラ笑っていた」と続くなど、どちらも笑いにあふれた現場だったことが明らかとなり、最後に木村は「アニメファンにこそ観てほしい映画」と実写版に太鼓判を押していた。
取材・文/成田おり枝