菅田将暉、小松菜奈らの『糸』LINE LIVEを27万人が視聴「これがまさに縁」
中島みゆきの名曲からインスパイアされた感動映画『糸』(8月21日公開)で、映画『糸』×LINE LIVE 「糸」カラオケオーディションファイナリスト審査が、8月15日に開催。本作のW主演を務めた菅田将暉、小松菜奈と本作の音楽プロデューサー、亀田誠治が参加し、映画と名曲「糸」について和気あいあいとクロストークをした。MCは荘口彰久が務めた。
『糸』は、北海道、東京、沖縄、シンガポールを舞台に、平成元年生まれの男女が出逢い、別れ、再びめぐり逢うまでの18年間を描く壮大なラブストーリー。『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)の瀬々敬久監督がメガホンをとった。
菅田は、オファーが来た当時を振り返り「直感的に、これはやらなきゃなと思いました。この曲は、いつから知ってるのか、よくわからないというか、生活のなかに自然とあった曲です。断るわけにはいかないなと」と言うと、小松も「人生そのものが糸だから、やらないわけにはいかないというか。しかもこのキャストで。純粋に楽しみでした」とうなずいた。
本作の音楽を手掛けた亀田は「僕も『糸』をベースにした映画ってことで、絶対にやらなきゃと。しかも2人がダブル主演と聞いて、これはやるぞと。僕は映画音楽に初めて関わったけど、ぜんぜん怖くなかった」と菅田たちとのコラボレーションに意欲を燃やしたそう。
また、菅田は「おかんが先行上映を観に来てくれて、『トイレで嗚咽止まらないなう』と状況を必死に教えてくれたんです。うれしかった。そんなの言われたの初めてだったので。僕はハードな映画も多いので」と喜びを語った。
続いて、全国から集まった“歌うまライバー(ライブ配信者)”たちによる激戦を制し、最終の3次審査まで勝ち残った6名のファイナリストが、自慢の歌声を披露することに。ファイナリストは、「仮面ライダードライブ」主題歌を歌った男性ボーカリストや、TX「THEカラオケ☆バトル」に出演し、iTunes R&Bチャート8位の女性ボーカリスト15歳など、バラエティにあふれる顔ぶれとなった。
グランプリは、歌を聴いた視聴者、スタッフそれぞれの投票結果(アンケート)によるポイントを足し上げて決定する。特典は、受賞者による映画『糸』スペシャルPVの制作、YouTube公開を予定。菅田たちは、それぞれのクオリティーが高い歌唱にうなり、「良かった」「すばらしい」と感想を交わしあった。最終的にグランプリに輝いたのは、エモーショナルに歌声を響かせたU-keyだった。
このイベントは、27万人が視聴したそうで、菅田は「27万人とファイナリスト6人と4人(菅田たち)、みんながつながった。みんなが『糸』を聴いて話し合うという、これがまさに縁だなと。いい映画のスタートが切れそうです」と感無量の表情を見せた。
取材・文/山崎伸子