亀梨和也、コロナ禍で握り締めた“全力プレー”の精神「僕の大きな軸は変わらない」

インタビュー

亀梨和也、コロナ禍で握り締めた“全力プレー”の精神「僕の大きな軸は変わらない」

「年々、怖さを知る。これからもっと成長しなきゃいけない」

事故物件の実体験をウリに人気者になっていく
事故物件の実体験をウリに人気者になっていく[c]2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

次々と事故物件に住み続け、様々な怪奇現象に遭遇するヤマメ。中田監督ならではの恐怖描写はゾクゾク&ドキリとするほど恐ろしく、夏にぴったりのホラー映画となっているが、同時に「誰かを笑わせたい」と願うヤマメの成長物語としても楽しめる。

ヤマメを応援するメイクアシスタントを演じる奈緒
ヤマメを応援するメイクアシスタントを演じる奈緒[c]2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

亀梨は1998年、当時12歳でジャニーズ事務所に入所。2001年にKAT-TUNのメンバーに選ばれた。俳優としてもドラマ「ごくせん」や「野ブタ。をプロデュース」で注目を集め、映画『俺俺』(13)や『美しい星』(17)など一筋縄ではいかないような作品にも果敢にチャレンジしてきた。年齢を重ねるごとに、自分自身の変化や成長を感じることはどんな点だろうか。すると亀梨は「年々、“怖さを知る”ということはあります。まだ早いよと言われるかもしれませんが、体力的なことに対してもそうですね」と打ち明ける。

3人が目にしたものとは!?中田監督ならではの恐怖描写が炸裂
3人が目にしたものとは!?中田監督ならではの恐怖描写が炸裂[c]2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

さらに「12歳からこの仕事をしてきて、いま34歳になりました。12歳のころの自分から考えると、いままでいろいろな段階を踏んできて。今日はたくさんの取材を受けていますが、まだ取材などにも来ていただけず、一つの取材が決まっただけでもものすごくうれしい時代もありました。そういった変化のなかで、仕事への向き合い方をはじめ、一緒に仕事をしてくださる方々、そして応援してくださる方々への向き合い方まで変わってしまったら、それは違うなと思っています」とめまぐるしい変化のなかでも、手放せないのは全力で仕事に取り組む覚悟だと語る。「ありがたいことに、いまも楽しく仕事に向かうことができています。これからもそうあるために、技術、体力ともに、もっと成長しなきゃいけないと思っています」。

「自粛期間に、改めて自分のブレない想いに気づいた」

「いまの世の中に対しての立ち方を模索していきたい」と語った亀梨
「いまの世の中に対しての立ち方を模索していきたい」と語った亀梨[c]2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

新型コロナウイルスの影響で、エンタテインメント業界もあらゆる変化を求められている。コロナ禍において、亀梨は「仕事に限らず、生き方などについて改めて考えたこともある」という。しかしながら「僕の大きな軸は変わりません。これまでも、ライブができることが当たり前だと思ったことはない」とキッパリ。「いままでもそうだったのですが、改めて、常にいまできる最大限のことを模索していきたいと思いました」と自身のブレない想いに気づく機会となった。

「会社としては、『Smile Up ! Project』という医療従事者の方々への支援活動も行っていますが、そこにも自分なりの想いを持って、理解したうえでしっかりと参加していきたい。また(緊急事態宣言下の)自粛期間にも、テレビ番組『Going! Sports&News』やラジオのレギュラー、雑誌の連載もやらせていただいていて、そのすべてにおいて『いま、この現状でなにができるのだろう?』『いまできることを行動に移していこう』と思っていました。例えば『野ブタ。をプロデュース』の再放送もありましたが、そこにコメント出演をさせてもらったり、『Going! Sports&News』ならばスポーツを通してできることはないかなど、どんな可能性があるかを探ってきました」と行動で示してきたのが、亀梨だ。

「できないことも増えたかもしれませんが、なんとかそれをプラスに変えて、いまの世の中に対しての立ち方を模索していきたいです。きっと少し角度を変えることで、新しいものだって生みだせる。そう考えています」。

『事故物件 恐い間取り』は8月28日(金)公開
『事故物件 恐い間取り』は8月28日(金)公開[c]2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

取材・文/成田おり枝

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