『望み』堤真一&石田ゆり子の”夫婦写真”公開!原作者も映画を絶賛
「クローズド・ノート」、「検察側の罪人」の雫井脩介によるベストセラー小説を、『⼈⿂の眠る家』(18)の堤幸彦監督が映画化した『望み』(10月9日公開)。同作より夫婦役の堤真一と石田ゆり子の姿をとらえた場面写真が解禁された。
本作は、殺人事件をきっかけに世の中の憶測と誹謗中傷に翻弄される家族を映したサスペンス・エンターテインメント。堤が一級建築士の石川一登、石田がフリー校正者で一登の妻の貴代美に扮し、『新解釈・三國志』(12月11日公開)の岡⽥健史が思春期の高校3年生の規士、『宇宙でいちばんあかるい屋根』(9月4日公開)の清原果耶が一流校合格を目指す中学3年生の雅を演じている。
物語は冬休みのある晩、規士が家に帰らぬまま連絡が途絶えたことから始まる。心配する一登と貴代美は規士の同級生が殺害されたこと、そして規士が事件へ関与している可能性が高いことを知り、さらにもう一人殺されたという噂が広がり…。行方不明の息子を軸に、父、母、妹、それぞれの”望み”が複雑に絡み合っていく。
今回は、騒動の渦中にいるとおぼしき夫婦の写真などが解禁となった。思春期の息子を持つ父親を演じた堤に、監督は「実力派ならではの大胆な演技と神経質な演技の両方を兼ねそろえ、まるで役を生きているようだった」と絶賛。一方、世間から中傷や憶測が飛び交うなか、息子が生きて帰ってくることを一途に願う優しい母親を演じた石田に対し「もらい泣きしたところが何度もあった。石田さんの品の良さが100%発揮された」と監督は評価する。
また、ひと足先に映画を観た原作者の雫井は「自分の作品の原作映画でこんなに何度も泣かされるなんて!」と、絶賛のコメントを寄せている。刻一刻と揺れ動く複雑な家族の思いの先に、どんな衝撃と感動が待っているのか?劇場で鑑賞する際にはハンカチの持参が必須となりそうだ。
文/足立美由紀