トランプ大統領も批判した!?全米封印の問題作『ザ・ハント』予告編が解禁

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トランプ大統領も批判した!?全米封印の問題作『ザ・ハント』予告編が解禁

アメリカ社会への痛烈な風刺から全米で物議を醸し、一度は公開中止に追い込まれた『ザ・ハント』。本作の日本公開が10月30日(金)に決定し、予告編とポスタービジュアルが解禁された。

製作を務めるのは『ゲット・アウト』(17)などのジェイソン・ブラム
製作を務めるのは『ゲット・アウト』(17)などのジェイソン・ブラム [c] 2020 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.

本作は、アメリカにおける”上流階級VS庶民階級”の二極化の蔓延やインターネット上の陰謀論に着想を得たとされ、さらに昨今のSNSにおける様々なヘイト発言を”人間狩り”に置き換え、モラル破壊の残酷描写で風刺したサバイバル・アクション。当時の全米の銃乱射事件もきっかけとなり、トランプ米大統領がツイッターで間接的に批判するなど物議を醸していた。

予告編では、森で目覚めた複数の男女が事情もわからぬまま、“マナーゲート”と呼ばれるセレブが一般市民を拉致し、娯楽のために狩る“ゲーム”に巻き込まれるシーンが映しだされる。そして、「スポーツとして人間狩りをしている」と指摘された富裕層の女性アシーナ(ヒラリー・スワンク)が、「人間ではなくて家畜よ」と答える姿が挿入され、嫌悪感を煽りつつも詳細が気になる映像となっている。なお、本作には『僕のワンダフル・ジャーニー』(19)のベティ・ギルピンや、『なんちゃって家族』(14)のエマ・ロバーツらが出演する。

また、ポスタービジュアルでは豚の横顔が大きくあしらわれ、背景には「不適切」、「病的な殺人ファンタジー」など全米の有力メディアのコメントが並ぶ。日本では当初2月26日の公開を予定していたが、ようやく白日のもとにさらされることになる『ザ・ハント』。衝撃の問題作の動向に注目したい。

文/トライワークス

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