欅坂46メンバーが明かす、改名発表後の“変化”「皆さんと一緒に楽しい未来を作っていきたい」
今年10月に開催予定のラストライブで5年間の活動に終止符を打ち、グループ名を改め新たなスタートを切ることが発表された人気アイドルグループ「欅坂46」の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46』(9月4日公開)の「公開記念!前夜祭イベント中継付き上映会」が3日に開催。東京・渋谷にあるストリームホールで欅坂46のメンバーと高橋栄樹監督が登壇した舞台挨拶の模様が、全国128の映画館のスクリーンに同時中継された。
舞台挨拶に登壇した欅坂46のメンバーはキャプテンの菅井友香を筆頭に、守屋茜、小池美波、小林由依、原田葵、渡邉理佐、武元唯衣、田村保乃、松田里奈の9名。「こうしてドキュメンタリー映画を作っていただけたことに感謝しています」と挨拶した菅井は、デビューシングルの「サイレントマジョリティー」のミュージックビデオ撮影が行われた場所に建てられたストリームホールについて「いろいろな節目のタイミングでライブをさせていただいたり、とても思い入れのある場所なのでうれしいです」と万感の思いに浸っていた。
そんな菅井は、先日7月16日に行われた無観客配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」での改名発表について訊かれると「すごく大事な発表だったので、あの時はうまく伝えられているか心配した部分もあったけれど、いまは不安よりも応援してくださった皆さんへの感謝の気持ちが大きい。皆さんと一緒に楽しい未来を作っていきたいと思っています」と、新たなスタートへの意気込みをあらわに。すると高橋監督は、改名発表後に行なった本作のインタビューシーンの追加撮影での菅井の表情について「一つ、山場を越えられた雰囲気があった」とにこやかに振り返る。
またほかのメンバーたちも、改名発表をきっかけにして気持ちが前向きになれたことを明かしていく。小林は「メンバーみんなが結構変わったと思います。これからの未来に向かって、前を向いてがんばっていこうという意識を持っている」と語り、渡邉は「私も気持ちが軽くなった。すっきりした気持ちで毎日を過ごせています」と朗らかな笑顔。さらに守屋も「配信ライブ前はファンの皆様に活動をお見せする機会がなかったので、いまこういう風にがんばろうとしている姿をお見せできたことで前向きになれた気がします」と、各々のメンバーが今後の活動への意欲的な姿勢をのぞかせていた。
最後にメンバーを代表してマイクをとった菅井は「初めてのドキュメンタリー映画ということで楽しみと緊張もあるのですが、なにより楽しんで観てほしいという思いがあります。『僕たちの嘘と真実』というタイトルですが、私たちの不器用ながらも支え合ってきた日々や、作品にかける情熱、そして一所懸命歩んできた日々や笑顔には嘘偽りはないと思っています」と力強く、そして満面の笑みを浮かべながら語った。
取材・文/久保田 和馬