柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演!日米合作『太陽の子』公開決定
今年8月にNHK総合で放送され、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の出演でも話題を呼んだテレビドラマ「太陽の子」。この作品を、テレビドラマとは違う視点から描いた映画『太陽の子』が、2021年に公開されることが決定した。
NHKとアメリカのELEVEN ARTS Studiosによる合作作品として製作された本作は、第二次世界大戦下の原爆開発を背景に、時代に翻弄された若者たちの苦悩と青春、戦時下の研究者の葛藤が事実を元に描き出す。『セカンドバージン』(11)やNHK連続テレビ小説「ひよっこ」を手掛けた黒崎博が監督を務め、音楽を『愛を読むひと』(08)のニコ・マーリー、『ジョン・ウィック:チャプター2』(17)のピーター・ストーメアが声の出演をするなど、ハリウッドの第一線で活躍するキャストとスタッフが参加している。
戦況が激化し最終局面を迎えた1944年、「どの国よりも早く、原爆を作る」という依頼を受けた京都帝国大物理学研究室の科学者、石村修(柳楽)と研究員たち。科学者として兵器開発を進めるべきか葛藤するなか修の弟の裕之(三浦)が戦地から一時帰宅し、兄弟が秘かに想いを寄せる朝倉世津(有村)も家を失い共に暮らすことに。戦争が悲惨さを増していくなか、図らずも国の未来を託された若者たちが最後に目にしたものとは…。
本作について、柳楽は「前回のドラマでは、断片的だった物語の続きが映画ではしっかりと描かれます。当たり前だった日常や幸せを尊く思える今だからこそ、国内外多くの方にこの作品を見届けていただけたら」とコメント。有村も「人々が繋いできてくれた歴史に沿って、自分は生かされているんだと、私はこの作品に参加し改めて感じることができました。生きてゆく日々が当たり前でないことを痛感しましたし、再び惨劇の場とならないよう願いたいと思います」と語っている。
入念な歴史考証を元に制作され、大戦下の日本を熱く生きた若者たちを柳楽、有村、三浦が精魂こめて演じ切った本作を、ぜひ劇場で目に焼きつけてほしい。