香取慎吾&稲垣吾郎の“役者”共演は「往年の漫才師のよう」三谷幸喜が明かす

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香取慎吾&稲垣吾郎の“役者”共演は「往年の漫才師のよう」三谷幸喜が明かす

「誰かが、見ている」秘話が明らかに!
「誰かが、見ている」秘話が明らかに!

香取慎吾が主演、三谷幸喜が演出と脚本を務めたAmazon Original ドラマシリーズ「誰かが、見ている」を出演者と一緒に楽しむYouTube Live先行試写会が9月12日に行われ、三谷、香取、佐藤二朗が出席した。

【写真を見る】香取慎吾、三谷幸喜、佐藤二朗も参戦!笑顔いっぱいに語り合った
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本ドラマは、大河ドラマ「新選組!」や2018年に上演された舞台「日本の歴史」など数々の作品でタッグを組んできた香取と三谷が送るシットコム(シチュエーションコメディ)。なにをやっても失敗ばかりの舎人真一(香取)を主人公に、舎人の様子が気になって仕方がない隣人の次郎(佐藤)らと巻き起こす騒動を描く。この日は全8話のうち、2話が先行放送された。

香取は「三谷さんと僕は、この作品でもう12作品目」と積み重ねてきたタッグを振り返り、「びっくりですよ」とニッコリ。三谷は「昔は尖っていたけどね。『THE 有頂天ホテル』の時はホテルマンの役だから、髪の毛は黒くなければいけない。でも(香取は)『僕は黒くしたくありません』って。コンサートがあるからと。自分を持っているというのは大事なことですよ」と香取の過去を暴露すると、香取は「なんだったんでしょうね」と苦笑い。結局、撮影時に毎回スプレーで髪色を黒くしていたそうだが、「あれ以降、ほかの作品で『この役の髪は黒いほうがいい』と言われて、『はい、わかりました!』と答えるたびに、いつもその時のことを思い出します。なんで頑なにそう言ったんだろうって」と申し訳なさそうに語り、三谷の笑いを誘っていた。

今回の舎人役はおかっぱ頭だが、三谷から「なんでカツラにしたの?」と聞かれると、香取は「まだ始まってもいないのに、衣装合わせの時にどこかで『この作品をいっぱいやっていけたら』という気持ちがあった。僕はその時々でいろいろな髪型にするから、この子はこれにしようと」とカツラにした理由を告白。三谷は「この先もずっと、何十年も?髪の毛がなくなっても?」と笑い、香取は「そうです」と本ドラマが長く続くよう希望。それほどタッグが充実したものでありながら、まだ三谷は香取から電話番号を教えてもらっていないそうで、「いつ携帯の番号教えてくれるの?もう山本耕史にいちいち聞くのイヤなんで」とボヤいていた。

タッグを重ねてきた2人だからこそのトークが展開
タッグを重ねてきた2人だからこそのトークが展開

また、稲垣吾郎が演歌歌手のレッツ大納言役で登場することも話題だ。香取が「稲垣吾郎はどうでしたか?」と話を向けると、佐藤は「稲垣さんと慎吾くんとの2人の掛け合いが間近で見られたのは幸せだった。いいもの見た」と興奮したそう。三谷も「往年の漫才師が再びやってきたよう。井上順さんと堺正章さんが共演しているみたいな感じ」とそのコンビネーションに惚れ惚れとしていたが、香取が「10歳から知っているので。オーディションの日が一緒で、体育座りして、お姉ちゃんに『ファミコンショップに行きたい』と言っていた」と稲垣の少年時代を明かすひと幕も。

香取と稲垣が役者として共演するのは、2013年に放送された三谷脚本、演出の「『古畑 VS SMAP』その後…』以来、約7年ぶりとのこと。三谷は「誰かを演じている彼と向き合うというのはどういう感じ?稲垣吾郎のようで、稲垣吾郎ではないわけで」と久しぶりに役者として共演した感想に興味津々。香取は「コントをずっとやってきたので。バラエティだけれど、一緒に向き合ってお芝居をしてきた感じはある」と率直な想いを語っていた。

「誰かが、見ている」は、9月18日(金)よりAmazon Prime Videoにて全世界同時に全8話一挙配信スタート。

取材・文/成田おり枝

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