柳楽優弥の海外合作映画初主演作『ターコイズの空の下で』が公開決定
東京国際映画祭のクロージング作品に選ばれた『HOKUSAI』や『太陽の子』(共に2021年公開)など、話題作への出演が相次ぐ柳楽優弥。彼が主演を務める日本、モンゴル、フランスの合作映画『ターコイズの空の下で』が、2021年2月26日(金)より公開されることが決定した。
本作は、裕福な家庭に育ち自堕落な暮らしを送る青年タケシ(柳楽)が、ひょんなことから相棒となったモンゴル人の馬泥棒アムラ(アムラ・バルジンヤム)と共に、終戦後に生き別れた祖父の娘を探すためモンゴルを旅するロードムービー。柳楽にとって海外合作映画初主演となる本作は、ドイツで開催された第68回マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭でオープニング・フィルムとしてワールド・プレミア上映され、“FIPRESCI賞(国際映画批評家連盟賞)”と観客賞にあたる“才能賞”をダブル受賞している。
タケシの相棒アムラを演じるのは、モンゴル・アカデミー賞で主演男優賞を3度受賞し、近年ハリウッドにも進出しているモンゴルのスーパースター、アムラ・バルジンヤム。また世界的舞踏家でドラマ「ルパンの娘」(19)や『凪待ち』(19)など俳優として強烈な存在感を放ち続ける麿赤兒がタケシの祖父、三郎を演じる。
監督は、欧米で育ちアメリカ、フランス、日本、スペインの文化と言語を吸収してきたパリ在住のアーティストKENTARO。『ラッシュアワー3』(07)などで俳優としても活躍する一方、音楽やファッション、アート業界でPVやドキュメンタリー制作を手掛ける映像作家としてキャリアを重ね、本作が初の長編映画監督作となる。
劇中の大部分が、モンゴルの荒野で撮影された本作。撮影時はまだ20代だったという柳楽は、本作について「タケシが、様々な出来事に遭遇して大人になっていく道のりが、僕自身の成長記録とも重なっているように思います」と語っており、その確かな演技力と様々な国の才能とパワーが結集した本作に期待が高まる!