“初代バチェロレッテ”福田萌子が番組参加を決めたワケ「プライベートをさらけだすのは勇気がいること」
独身女性が多数の男性たちの中から未来の結婚相手を選び抜く、婚活サバイバル番組「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン1が、10月9日よりAmazonプライム・ビデオにて配信中だ。日本版初の“バチェロレッテ”として登場するのは、モデルやスポーツトラベラーとして幅広く活躍し、規格外のセレブとしても知られる福田萌子。「自分のプライベートや恋愛をさらけだすって、すごく勇気のいること」と告白する彼女はなぜ、本作への参加を決めたのか。
日本でもすでに3シリーズが配信されている「バチェラー・ジャパン」は、“バチェラー”と呼ばれる一人の独身男性を巡って、性格もバックグラウンドも異なる女性たちが競い合う恋愛リアリティ番組。その男女逆転版である「バチェロレッテ」は、本国アメリカで15シリーズが制作されるほどの人気を誇っている。
「女性たちに“自分から愛を掴みにいっていいんだ”と伝えたかった」
“バチェロレッテ”としてのオファーを受け、「すごくチャレンジングなことだと思った」という福田。「自分のプライベートや恋愛をさらけだすことって、勇気のいることだし、誰でも戸惑うと思います」と胸の内を明かすが、思いきって飛び込んだ理由とは?
まず「真剣に、現実的に、“結婚したい”と考えている時期だった」と運命的なタイミングだったそう。「これまでは、“いつか結婚をしたい”と思っていました。でもちょうど“子どもを産みたい、子ども作る準備をしたい”と、真剣に考えているタイミングだったんです」。
さらに「女性たちへのエールになるはず」と感じたことも大きな理由だ。「昔の日本には、女性は意見を言わないほうがよいとされていたり、かわいくニコニコと笑っていればよいという文化があったと思います。でもいまは、そうじゃない。女性だって、意見をはっきりと言っていいんです。番組では、男性たちとたくさんのディスカッションをしました。私がそういった姿を見せることで、女性たちになんらかの勇気を与えることができるかもしれない。また、女性の皆さんに“もっと愛を表現してほしい”と思ったし、“自分から愛を掴みにいっていいんだ”ということを伝えたかったんです」と力強く語る。
「自分の心に嘘は一つもついていない」
「バチェロレッテ・ジャパン」では、豪華でロマンチックなデートや国内外での旅を通じて、“バチェロレッテ”である福田がパートナーとなる男性を選んでいく。各エピソードの最後には“ローズセレモニー”が行われ、福田からバラを渡されなかった男性はそこで脱落。その場で番組を去ることになる。その過程について、福田は「自分の心に、嘘は一つもついていません。もともとの性格から、好きだと思っていない人に思わせぶりな態度は取れないし、思ったことしか言えないタイプなんです」と自分と相手の心に真っ直ぐに向き合ったと振り返る。
集まった男性陣の印象を聞いてみると、「本当に十人十色!個性的ですてきな方ばかりでした」と大きな笑顔。限られた時間のなかで福田が「楽しもう!」と声をかけたり、男性の話を真剣に聞いたりする姿を見て、男性陣が心を開いていく姿も印象的だ。「こういった特殊な環境で出会って、最初はお互いにちょっと身構えてしまうところもあったと思います。でも本気で気持ちをぶつければ、相手に伝わるんだと思いました。だからこそ、みんなとたくさんの話ができた」と充実の時間になった様子だ。
また結婚の条件は、「見た目や、わかりやすいステータスにはない」とキッパリ。「お話しているときの目線の配り方や、聞き方など、私のことを真剣に考えてくれているかどうか、ちゃんと心で向き合ってくれているかどうかを見ていたと思います。心で向き合ってお話してくれる人は、言葉の重みも違う」と心根を見つめることを大切にしたそう。
「決断する時には、“私はここに人生のパートナーを見つけにきたんだ”と思い、その気持ちさえブレなければ、答えは出せると思っていました。愛にはいろいろな種類がありますが、これから一緒に人生を歩みたい人にローズを渡したいなって。この世の中にはたくさんの人がいて、そのなかで一生を共にする人に出会えることは、本当に奇跡ですよね」。