小原好美、清水尋也&大谷凜香の演技に感動!『映画大好きポンポさん』アフレコ取材に潜入|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
小原好美、清水尋也&大谷凜香の演技に感動!『映画大好きポンポさん』アフレコ取材に潜入

インタビュー

小原好美、清水尋也&大谷凜香の演技に感動!『映画大好きポンポさん』アフレコ取材に潜入

『映画大好きポンポさん』のアフレコ現場に潜入!
『映画大好きポンポさん』のアフレコ現場に潜入![c]2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

pixiv上で瞬く間に80万ビューを超え、「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」に入賞した話題の漫画が、劇場アニメ『映画大好きポンポさん』(2021年3月19日公開)となって登場する。気になるメインキャストには、主人公のジーン役に清水尋也、ポンポさん役に小原好美、ナタリー役に大谷凜香が抜てきされた。
MOVIE WALKER PRESSでは、3人が顔を揃えたアフレコ現場に潜入!すると清水が「もともとアニメが大好き。夢がかなったよう」、大谷が「ナタリーの気持ちが自分と重なった。どうしても演じたかった役」と目を輝かせるなか、小原が2人を励まし、支える姿を目撃。熱気いっぱいのアフレコ風景と、劇中とピタリと重なる“特別な絆”を目にすることができた。

「ポンポさんが来ったぞーっ!」

【写真を見る】主人公ジーンを演じる清水尋也。声優業に憧れていたことを告白!
【写真を見る】主人公ジーンを演じる清水尋也。声優業に憧れていたことを告白![c]2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

映画監督に憧れながらも、自分には無理だと諦めかけていた青年ジーンが、敏腕映画プロデューサーのポンポさんに見出され、新人女優のナタリーをヒロインに迎えて、波乱万丈の映画制作に挑む姿を描く本作。映画やドラマで注目される俳優の清水と大谷がメインキャストに選ばれ、人気急上昇中の声優、小原がポンポさんを演じる。清水と大谷は今回オーディションを経て、本格的声優に初挑戦することとなった。

アフレコ現場では、ポンポさん役の小原が「ポンポさんが来ったぞーっ!」と張りのある声を響かせていた。その第一声だけでも『映画大好きポンポさん』の世界が目の前に広がるようで、大いにワクワクとさせられた。さらにポンポさんがジーンやナタリーをさとす場面では、落ち着いたトーンで説得力あるセリフを放つ小原。メリハリのある演技で、テンポよくアフレコが進んでいく。

清水が演じるジーンは、映画をこよなく愛する映画青年。普段は気弱そうにしていながらも、映画のこととなると表情が一変。時には狂気と思えるほどのこだわりを見せ、映画撮影に挑んでいく。音響監督から「ジーンくんらしく」と演出が入ると、おどおどした様子を足していく場面も。一転、映画撮影のシーンとなると「監督らしく、力強く」と指示があり、清水も打てば響くようにその声に応え、ジーンの二面性を見事に表現していた。クライマックスの清水の芝居には、スタッフからも「おお…!かっこいい」と驚きの声が上がり、現場の熱気が高まっていくのが伝わってくる。

新人女優のナタリー役を大谷凜香が演じる
新人女優のナタリー役を大谷凜香が演じる[c]2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

そしてナタリーは、子どものころから女優に憧れている女の子。「ものすごく緊張していた」という大谷だが、音響監督からは「ナタリーが話をしている目線の先に誰がいるかをイメージしてみよう」など細やかなアドバイスが入り、大谷も「これをイメージするだけで全然違う!」とみるみるうちに緊張が解けていく。どんな指示にも食らいついていく姿は、まさしくナタリーと一緒。大谷の明るい笑顔が、現場のムードーを一層、和やかなものにしていた。

「清水さんと大谷さんのお芝居に感動した」(小原)

敏腕映画プロデューサーのポンポさんを小原好美が演じる
敏腕映画プロデューサーのポンポさんを小原好美が演じる[c]2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

印象的なのは、ポンポさんの出番がない場面でも、小原が清水と大谷を見守っていたこと。2人が悩むことがあると、小原は「こういうやり方もあるかも」と相談に乗り、彼らに力を与える。さらにスタッフから緻密な演出が入り、どんどん一体感が生まれる。アフレコを終えたあとも『ポンポさん』談義が止まらず、この現場が楽しくて仕方がないといった様子だ。

清水は「小さなころからアニメが大好きで、中学生のころには深夜アニメにもハマっていて。声のお仕事にはすごく憧れがあったんです」と告白。「でも声のお仕事というのは、プロの職人の仕事なので、うかつに“やりたい”というのは恐れ多くて…」と恐縮しながら、「実はこれまでにもアニメ映画のオーディションは受けさせていただいて、今回ようやく選んでいただけた。夢がかなったよう。ものすごくうれしかったです。20代のスタートにジーンを演じることができたのは、僕にとって本当に大きなこと」と念願の声優デビューであることを明かす。

大谷は「オーディション会場に、ものすごく早く着いてしまって」と述懐。「緊張していたので、それを会場で解そうと思っていたんですが、あまりにも早く着いてしまったので『じゃあ大谷さん、やっちゃおうか』と突然オーディションが始まってしまったんです」と微笑むが、そんな前のめりな姿勢もナタリーのよう。「まったく自信もありませんでしたし、まさか受かるなんて思ってもみませんでした。ただ原作を読んだ時に、ナタリーと自分がすごく重なった。もし私以外の方がナタリーを演じていたら、嫉妬してしまったと思います(笑)。“絶対にやりたい”という気持ちでした」と語る。

清水も大谷も「小原さんは『私も緊張しているので、一緒に頑張りましょう』と言ってくださった。常に小原さんに支えられていた」と感謝。小原は「本当に不安だったと思います」と心を寄せ、「でもお会いした瞬間から、お二人の“この作品をよいものにしたい”“きちんと演じきりたい”という気持ちが、ものすごく伝わってきて。これなら大丈夫だと感じましたし、私になにができるわけでもないですが、もし応援することで助けになるならばという思いで見守っていました」としみじみ。ジーンとナタリーの成長を支えるポンポさんだが、小原の二人への想いがピタリと重なる。「お芝居を見ていて、感動してしまって。ジーンとナタリーがお二人でよかった」と清水と大谷の奮闘を称えていた。

『映画大好きポンポさん』は、2021年3月19日(金)公開
『映画大好きポンポさん』は、2021年3月19日(金)公開[c]2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

取材・文/成田おり枝

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