映画ニュース 2020/10/22 5:00

原田マハの小説「総理の夫」を田中圭と中谷美紀のW主演で映画化

山本周五郎賞や新田次郎文学賞に輝いた経歴を持つ作家、原田マハのベストセラー小説「総理の夫 First Gentleman」の映画化が決定。『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』(19)などの河合勇人監督のもと、田中圭と中谷美紀がW主演を務めることがわかった。

原田マハの「総理の夫 First Gentleman」が、田中圭と中谷美紀の共演で映画化[c]2021「総理の夫」製作委員会

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物語の舞台は、近い将来の日本。鳥類学者の相馬日和(田中)と妻の凛子(中谷)の順風満帆な夫婦生活が、凛子が日本初の女性内閣総理大臣に選出されたことで激変する。突然“総理の夫”となってしまった日和は、微力ながら凛子の夢を応援しようとするものの、自らも“ファーストジェントルマン”として担ぎ上げられ、予想だにしなかった激動の日々に巻き込まれていく。

総理となった妻の部下から監視され、メディアに追いかけ回され、日本中から熱視線を浴びる…。そんな大騒動の毎日を送ることになる日和役の田中は「個性豊かな癖の強い登場人物たちに翻弄され、心温まるストーリーに胸打たれました。笑って泣けて、観てくださった皆様に元気になっていただけるヒューマンコメディです」とコメント。一方で、愛する夫に支えられながら国の未来のため、全国民の幸せのために信念を燃やす凛子役の中谷は「たとえ夢物語だとしても、一人の女性が、身体的、精神的、社会的ジェンダーにとらわれることなくリーダーシップを発揮し、国民に奉仕する姿を、時に笑い、時に涙しながら演じた日々はとても幸せでした。これはすべての働く女性と、そのパートナーの生き方についての物語です」と語っている。

すでにクランクアップを迎え、2021年秋の公開を予定している本作。「なぜ日本の総理は当たり前のように男性なのか？それをフィクションで覆してみたかった」という原田の思いが込められた、“政界”で巻き起こるユーモラスな人間ドラマに期待したい。

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