メラニア夫人、ハンサムスーツから一変し肩見せワンピでフェミニンに
10月22日、メラニア米大統領夫人がトランプ大統領をサポートするため、米テネシー州ナッシュビルで行われた米大統領選候補者による最後のテレビ討論会に出席した。当初は、20日にトランプ大統領のペンシルベニア州での遊説に同行する予定だったが咳の症状があったため欠席。今回が、トランプ大統領と共に姿を見せる、新型コロナ感染復帰後初めての公の場となる。
9月29日に行われた第一回テレビ討論会には、ドルチェ&ガッバーナの黒いピンストライプのパンツスーツに白いワイシャツというハンサムな装いで出席したメラニア夫人だが、コロナ対策やトランプ大統領がコロナに感染したことで劣勢と言われている今回は、クリスチャン・ディオールのフェミニンな黒ワンピースで登場。マスクをしないトランプ大統領とは対照的に、今回も黒マスクでしっかりコーデした地味めのシンプルな装いは前回に続いて高価なものだが、無駄のない洗練された装いは今回も評判だったようだ。
前回の副大統領候補のテレビ討論会では、ペンス副大統領の白い髪の毛に2分間にわたってハエが止まっていたことや、左目が充血していたことなどが話題になったが、今回は2人が舞台から去る際に、手をつなごうとしたトランプ大統領の手をメラニア夫人が振り払ったことが話題に。「誰か、メラニア夫人がトランプ大統領の手を振り払ったの見た?」「あの怒りの表現の仕方は、小学生みたいよね」といったツイートが飛び交った。
これまでにもそういった場面は幾度となくあったが、「The Independent」などによれば、2人は大統領専用機から降り立って会場入りする際にも討論会後に専用機に乗り込む際にも手をつないでおり、喧嘩をしているのかは謎。
メラニア夫人はかねてから自身の公式Instagramなどでマスク着用の重要性を訴えており、人々に寄り添う気持ちを強調。今回コロナに感染した経験についても、ホワイトハウスのウェブサイトで、「倦怠感、体の痛み、頭痛、咳、極度の疲労感が一度にやってきた」と人々の心に寄り添うことでトランプ大統領とは一線を画し、反トランプと言われるコロナで苦しむ人々や主婦層からの支持を得たいという狙いがある。今回は、マスクをしないトランプ大統領に反撃することで、そういった人々の票を獲得するためのパフォーマンスだったという見方もあるようだ。
NY在住/JUNKO