キャサリン妃と子どもたち、プロ並みの腕前で手作りカップケーキを差し入れ
ウィリアム王子とキャサリン妃と言えば、チャリティ活動のほか英国空軍の軍人とその家族のためにクリスマスパーティを主催するなどさまざまな形でサポートを行っているが、今回は、募金活動「ポピー・アピール」の存在と意識を高めるため、カップケーキを差し入れしたことがわかった。
イギリスでは、1918年以来、第一次世界大戦終結を記念して11月11日をリメンバランス・デーとして設定。赤いヒナゲシの花(リメンバランス・ポピー)は戦没者の象徴とされており、10月頃から街中でポピーをつけた人々が目立つようになる。今回、ウィリアム王子とキャサリン妃がカップケーキを差し入れしたのは、募金活動を行っている退役軍人や戦没者の家族への慈善団体「ロイヤル・ブリティッシュ・リージョン」。この募金活動はポピー・アピールと呼ばれ、募金者には、その返礼に造花の襟章が渡されそれを身に着ける慣例がある。
ウィリアム王子とキャサリン妃、ロイヤル・ブリティッシュ・リージョンの公式Instagramなどには、赤いカップに入った茶のスポンジ地にクリーム、赤い大小のポピーが飾られた美しいカップケーキの写真が投稿されているが、「Mirror」などによれば、これはキャサリン妃一家の別宅に近いノーフォークの同リージョンが管轄するケアハウスの住人に、サプライズで配られたもの。
昨年のクリスマスに、エリザベス女王、チャールズ皇太子、ウィリアム王子と共にクリスマスケーキを作ったジョージ王子はもちろんのこと、日ごろからお菓子作りが大好きなシャーロット王女、そしてルイ王子がカップケーキ作りに参加したという、まさに3人お手製のスペシャルバージョンだ。
直接子どもたちがケアハウスを訪問したのかどうかは明らかになっていないが、子どもたちの愛情がいっぱい詰まった手作りケーキがサプライズでデリバリーされたことで、住人たちは幸せな気持ちになれたそうだ。
英国では新型コロナウイルスの爆発的感染拡大が続いており、例年11月11日に行われるリメンバランス・デーのイベントが行われるかは明らかになっていないが、新しい日常の中で新たなアプローチを続ける一家には、称賛の声と共に、「カップケーキ食べたい!」「もったいなくて食べられないから記念に取っておきたい」「これを売ってチャリティの資金にしたらすごく集まりそう」といった声も寄せられている。
NY在住/JUNKO