激ヤセのハリポタ俳優、認識不能レベルの変化がキャリア成功の鍵!?
「ハリポタ」時代は可愛い子どもだった俳優たちも30歳を過ぎ、家庭を持ったり容姿にも変化が始まるなど月日が経つのを感じさせられる。イケメンと評判の悪役キャラ、ドラコ・マルフォイを演じたトム・ フェルトンは前髪が後退、主役のハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフやロン・ウィーズリーを演じたルパート・グリントは一般人と同じように当時より少しふっくらしてきているうえに、皆、ハリポタのイメージが強すぎるがゆえ、その後のキャリアに苦悩していることも明かしている。
しかし、ハリー・ポッターが居候する一家の息子で意地悪少年のダドリー・ダーズリーを演じたハリー・メリング(31)は、真逆の道を進んでいるようだ。
メリングは、『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 (02)、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(04)、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(07)、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(10)に出演しているが、出演当初はかなりぽっちゃりな男の子だった。
ところが、「18歳で演劇学校に通いだしたら、体重が減り始めたんだ。別に必要性を感じていたわけでもダイエットをしたわけでもないのに。おかげで、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』ではキャストを外されそうになって、ファットスーツを着てどうにかしのいだんだ」
「ドラマスクールでいろんなことをやって、いろんな舞台に立ったけど、最も素晴らしかったことの一つは、僕がダドリー役をやっていたってことを認識されなかったことだと思う。それがよかったんじゃないかな。もちろんこの作品に出演していたことは僕の俳優としての歴史の一部だけど、おかげで過去を引きずらずに、新しいスタートをきれたからね」と「People」のインタビューで語っている通り、当時と現在の写真を見ても、誰だか認識不能。まるで別人のようなので、ハリポタファンが認識できなくても無理はない。
メリングは今年、映画『オールド・ガード』『悪魔はいつもそこに』、テレビシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」の3作品に出演し、デンゼル・ワシントンがマクベスを演じる『The Tragedy of Macbeth』の撮影も終えたばかり。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
NY在住/JUNKO