世界的二世俳優が共演！空想上の親友を描いた『ダニエル』日本公開決定

内気で繊細な青年と、圧倒的カリスマ性のある“空想上の親友(イマジナリー・フレンド)”、両極にある二人の恐ろしくも美しい関係を描いた『Daniel Isn't Real』。世界的二世俳優同士の共演も注目される本作が、邦題を『ダニエル』として2021年2月5日(金)より日本公開することが決定した。

“ダニエル”は、ルークにしか見えない“空想上の親友”だったが、幼少期のある事件をきっかけにその存在を封印されていた。時が経ったある日、孤独と不安にさいなまれたルークが再び呼び起こしたダニエルは、カリスマ性溢れる美青年の姿で現れる。ダニエルの助言によって生活は一変し順風満帆な日々を送るルークは、やがてダニエルを必要としなくなっていく。しかし、ダニエルはそれを許さず、ルークの精神を支配しようと動きだすというスリラーだ。

ダニエルに翻弄され自己喪失していく主人公ルークを、『ショーシャンクの空に』(94)のティム・ロビンスと、『デッドマン・ウォーキング』(95)のスーザン・サランドンを両親に持つマイルズ・ロビンスが熱演。初主演映画にして高い評価を集め、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭では男優賞を受賞している。

一方、妖しくも美しいダニエル役には、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガー。端正な顔立ちながら、父の面影も感じさせる親しみやすさが魅力のパトリックだが、本作では、美しさのなかに狂気を秘めたキャラクターで新境地を見せている。

製作を手掛けた『ロード・オブ・ザ・リング』主演のイライジャ・ウッドは、2010年に制作会社を設立して以来、個性的な作品を精力的に送り出し、いまや映画ファンからもプロデューサーとして一目置かれる存在。監督、脚本を担当した次世代のスリラー、ホラーの担い手として期待を集めるアダム・エジプト・モーティマーは、自身も子どものころに“空想上の親友”を持った経験があるという。

確かな表現力と美しさを備えたキャスト陣に、逸材揃う制作陣が作り上げた本作は、先が読めないストーリー展開も話題。この冬は、なにかがおかしい“空想上の親友”に震えよう。

文/トライワークス