メラニア夫人、チェーン柄のワンピが物議もトランプ大統領をしっかりサポート

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メラニア夫人、チェーン柄のワンピが物議もトランプ大統領をしっかりサポート

現地時間11月3日から行われている米大統領選挙は、100年来と言われる投票率と話題性を呼び、トランプ大統領とバイデン大統領候補の投票数が拮抗。大接戦となっているなか、最終戦で盛り返したトランプ大統領が4日、予想通り「一方的な勝利宣言」を行った。

選挙直前まで、激戦が予想される州で精力的に選挙演説を行っていたトランプ大統領だが、メラニア夫人はその1つでもあり、昨年ニューヨークから住居を移したフロリダで投票。

サングラスに、グッチのチェーン柄のノースリーブの4500ドル(約47万円)のワンピースに、17,000ドル(約176万円)と言われるエルメスのケリーバッグという装いで颯爽と現れたメラニア夫人の様子が、夫人の公式Twitterなどにも掲載されている。かねてからメラニア夫人が高額なワンピースやコートなどを着ていても、実業家のトランプ大統領の妻であることから欧州のロイヤルファミリーのような非難は受けてこなかった。

もちろん今回も、「アメリカ国民がコロナ禍で苦しんでいるなかでこんな高額な服を着る必要があるのか?」という非難はあるものの、ファッションセンスを褒める声も多い。しかし、「時に、着るものにメッセージを込めている」と言われているメラニア夫人とあって、「鎖につながれて、どうにもならない(逃げられない)状況を意味しているのでは?」といった邪推の声が。また、「実はバイデン候補に投票に来たのかも」「あと4年も大統領夫人でいることを、メラニア夫人は望んでいないのでは?」といったツイートが飛び交っている。

ところが、一方的に行われた勝利宣言には、一変して白シャツに、ドルチェ&ガッバーナの黒いパンツスーツというハンサムなビジネスルックで登場した。女性らしさを前面に押し出すファッションの多かった2016年の選挙戦と比べて、今回はシンプルかつブラックな装いが多いのが特徴のようで、前回の勝利宣言時は、メラニア夫人は白、家族もまったく別々のカラーだったが、今回はトランプ大統領を除く、イヴァンカ大統領補佐官などの家族や、ペンス副大統領夫妻もオールブラックな装い。「New York Times」も、「未確定の勝利や、アメリカ、大統領の深い闇を表すブラックがドレスコードだったようだ」と指摘している。

このドレスコードについて、反トランプ派がトランプ大統領を「差別主義者」と強調していることから、以前セクハラ疑惑などの「#Me Too」キャンペーンをサポートするため、セレブたちが黒い洋服を選んだように、あえて黒を選んだのではないかという憶測もある。またコロナ禍で、欧州のロイヤルファミリーも黒い装いが多いことから、コロナ対策が不十分だったとされるトランプ大統領の代わりに、トランプ陣営が喪に服す意味もあると結論付けているメディアもあるようだが、メラニア夫人が夫のサポートに徹したことに変わりはない。いずれにしても、未曽有の大接戦となっている選挙戦の結果と、分断されたアメリカの今後の行方が注目されている。

NY在住/JUNKO

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