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ジュード・ロウらが明かす、HBO最新ドラマと、“コロナ禍”の共通点とは?

インタビュー

ジュード・ロウらが明かす、HBO最新ドラマと、“コロナ禍”の共通点とは?


本作では、イギリスのシアターカンパニー“パンチドランク”を率いるフェリックス・バレットが製作総指揮を務め、“パンチドランク”のメンバーも参加している。自身も10代の頃から舞台俳優として活動し、映画界で注目を集める前にトニー賞にノミネートされた経験もあるジュードは「実はフェリックスと同じ学校を出ているんだ。彼の方が少し下の学年だったけれど、演劇にとても熱中している学生同士ということで、お互いに認識していたのをよく覚えているよ」と、懐かしさをにじませながらコメント。

「夏」は、サムが見知らぬ少女を助けたことがきっかけでオシー島に行くことからはじまる
「夏」は、サムが見知らぬ少女を助けたことがきっかけでオシー島に行くことからはじまる[c]2020 Home Box Office, Inc. All Rights Reserved. HBO[r] and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

「結構前にロンドンで『ファウスト』が上演された時に初めて“パンチドランク”の舞台を観て、フェリックスと再び親交を深めることになった。そして6、7年ほど前に本作の構想を教えてもらった。それは“第4の壁”を外して視聴者が実際に島に来て、作品の一部となり世界に没入できるというとてもエキサイティングなコンセプトだったんだ」。そう語るジュードは、本作の撮影現場が既に舞台のような雰囲気にあふれていたと明かす。

「第1話でサムがジェスや島民たちとパブで盛り上がるシーンで、フェリックスはパンチドランクから連れてきた島民役の俳優と一緒に、賑わっているパブの雰囲気を再現したんだ。舞台のようにすべてが計算して作り上げられ、細部まで動きが振り付けされていたと後から知って驚いたよ。本当に賑わうパブに足を踏み入れたような感覚だった。あのシーンはこのプロジェクト全体が、舞台とテレビの融合であることを感じさせてくれるものだ」と、本作がこれまでの映画やドラマ作品とは異なる、より臨場感に満ちた作品になっているという自信をのぞかせていた。

HBOドラマ「サード・デイ 〜祝祭の孤島〜」は11月20日(金)よりAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX-DRAMA & CLASSICS-」にて独占配信
HBOドラマ「サード・デイ 〜祝祭の孤島〜」は11月20日(金)よりAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX-DRAMA & CLASSICS-」にて独占配信[c]2020 Home Box Office, Inc. All Rights Reserved. HBO[r] and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

カルト的人気を博した『ウィッカーマン』(73)や、日本でもスマッシュヒットを記録した『ミッドサマー』(19)を彷彿とさせる、閉鎖的で排他的な空間で繰り広げられる悲しみと恐怖。ミュンデン監督も「感情の起伏を視聴者が共感できるように作った」と語るように、脳裏に焼きつく美しくも鮮烈なミステリーを、是非とも味わってほしい。

HBOドラマ「サード・デイ 〜祝祭の孤島〜」(全6話)はAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で11月20日(金)より独占配信開始。「BS10 スターチャンネル」でも12月22日(火)より毎週火曜23時から日本初放送される。

文/久保田 和馬

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