「ファンタビ」第3作でジョニー・デップの後任は、“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン!?
先日ジョニー・デップが降板することが正式に発表された「ファンタスティック・ビースト」シリーズ第3作の“黒い魔法使い”ゲラード・グリンデルバルド役について、テレビシリーズ「ハンニバル」や『ドクター・ストレンジ』(16)などで知られるデンマーク出身の名優マッツ・ミケルセンが後任として契約交渉中であると「Variety」など全米各メディアが報じている。
世界中で社会現象を巻き起こした「ハリー・ポッター」と同じ世界線を引き継ぐ「魔法ワールド」シリーズの「ファンタスティック・ビースト」。2016年に公開された第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は全世界興収8億ドルを突破し、第2作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(18)も全世界で興収6億5000万ドル以上を記録。
すでにシリーズ第5作まで製作されることが決まっており、グリンデルバルドはエディ・レッドメイン演じる主人公のニュート、ジュード・ロウ演じるアルバス・ダンブルドアと並ぶ主要キャラクターのひとりとして位置付けられている。
過去2作でグリンデルバルド役を演じたデップは11月初旬、元妻であるアンバー・ハードへの暴行疑惑を報じたイギリス紙「The Sun」への名誉毀損訴訟で敗訴。それを受けてワーナー・ブラザース側から降板の申し出があり、デップ自身がそれを受諾。
すでに9月から第3作の撮影に入っており、出演シーンの撮影が行われていたとも報じられていたが、製作側は急ピッチで後任探しに奔走。シリーズのファンからは、第1作でグリンデルバルドの仮の姿であるパーシバル・グレイブス役を演じたコリン・ファレルの続投を期待する声があがっていた。
デヴィッド・イェーツ監督が引き続きメガホンをとり、主要キャスト陣の続投も決まっている本作。ミケルセンがグリンデルバルド役に正式就任すれば、知的で華麗で、そして冷酷な“黒い魔法使い”が誕生することになるだろう。
「ファンタスティック・ビースト」第3作は、2022年7月15日(金)に全米公開予定。続報を楽しみに待ちたい。
文/久保田 和馬