ジョニー・デップ「ファンタビ」降板も、1シーンでギャラが10億円超え!?
さすがは大スター、ジョニー・デップ。わずか1日1ショットの撮影で受け取るギャラは、最低でも1000万ドル(10億円超え)だそうだ。
もちろんこれは、悪役ゲラート・グリンデルバルド役を演じるはずだった2022年7月15日全米公開予定の「ファンタビ」シリーズ第3弾『Fantastic Beasts and Where to Find Them 3』の出演料だ。同作はコロナ禍で撮影が延期となり、9月20日からロンドンで撮影を再開していた。
しかし、2018年の「The Sun」の報道に対して起こしていた訴訟でジョニーの敗訴が決まり、DV疑惑を否定されるどころか、元妻アンバー・ハードへの“ワイフビーター”というレッテルを張られてしまったことから、ワーナー・ブラザースが、ジョニーに降板を要求。ジョニーはその要求をのんだが、ジョニーが撮影に臨んだのはわずか1日、1シーンのみだったとか。代役も立てる必要があり、公開が遅れるなどワーナー側が迷惑をこうむったにもかかわらず、出演料が10億円超えというのは、かなりの破格と言えるだろう。
今回の降板劇にファンからは、「さすが大スター」「このギャラで、いろんなリハビリ施設に入所して復活してほしい」といった声や、「まだすべてが決まったわけではないのにひどすぎる」といった怒りの声も。また、「やめてもらうための手切れ金では?」「ジョニーはお金がないし、ギャラを条件に降板を認めたのかも」といった憶測も流れている。
しかし、「The Hollywood Reporter」などによれば、「実質的にジョニーはクビになったわけではなく、要求を受けて自分でやめている」「ジョニーのような大御所の場合、なんらかの理由で最後まで撮影に参加できず、代役を立てることになっても、最初からある程度ギャラは決まっている」そうで、たまたま降板する時期が、1シーンの撮影終了後になっただけだったというわけだ。
2018年に「The Sun」の記事が出た際に、一部ファンからは、「DV男を子どもも見る映画に出演させるのか?」という非難の声が寄せられていたが、スタジオ側も原作者のJ・K・ローリングも一蹴。まさかこんな日が来るとは思わずに、自信を持ってジョニーの出演を続行させた手前もあるのかもしれない。またジョニーが自身の公式Instagramで誓ったように、来年米バージニア州で行われるアンバーへの訴訟でジョニーが勝訴して汚名を返上し、再び映画界に復活する可能性にかけて義理を通したのかもしれない。
しかし、「昨今の#MeToo 運動やDVに対する告発など世の中の動きを見る限り、現在の映画界、特にメジャーな大手スタジオであるほどリスクを回避する傾向が高まっており、恐らくジョニーは、最大のチャンスを逃したことになる」と締めくくっており、いばらの道が待ち受けているようだ。
NY在住/JUNKO