ディズニー実写版『リロ&スティッチ』の動向は?『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウが監督候補に
第75回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされたディズニーアニメ『リロ&スティッチ』(02)の実写版の監督に、『クレイジー・リッチ!』(18)を手掛けたジョン・M・チュウ監督が契約交渉中であることがわかった。「Variety」など全米各メディアが報じている。
後に「ヒックとドラゴン」シリーズを生みだすクリス・サンダース&ディーン・デュボアが共同脚本・監督を務めた『リロ&スティッチ』は、両親を亡くし、歳の離れた姉のナニと2人でハワイのカウアイ島で暮らしている6歳の少女リロが、遺伝子実験で作られた凶暴な子犬型のエイリアン“スティッチ”と心を通わせていく姿を描きだしたファンタジー。興業・批評ともに大成功を収め、続編ビデオ作品やテレビシリーズが製作された。
『ステップ・アップ2 ザ・ストリート』(08)で長編監督デビューを飾り、『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13)や『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(16)など、大ヒット作の“続編請負人”として注目を集めてきたチュウ監督。今後は同名ミュージカルを映画化した『In the Heights』が公開待機しており、さらにディズニープラスで配信予定の『ウィロー』(88)の続編ドラマシリーズや『クレイジー・リッチ!』の続編2作などを手掛けることが決まっている。
まだ企画開発段階にあり、キャストや脚本家などは未定となっている実写版『リロ&スティッチ』。『アラジン』(19)を手掛けたダン・リンとジョナサン・アイリヒがプロデュースを務め、「LEGOムービー」シリーズのライアン・ハルプリンが製作総指揮を務めるとのこと。現時点では劇場公開作品になるか、ディズニープラスで配信となるかは明らかになっておらず、続報に注目が集まるところだ。
文/久保田 和馬