タランティーノ最新作で「面白くなかったら全額返金」キャンペーン
11月20日(金)から公開されるクエンティン・タランティーノ監督の最新作『イングロリアス・バスターズ』のキャンペーンがなかなかいい。
その名も「面白さタランかったら、全額返金しバスターズ」キャンペーン。11月20日(金)〜11月23日(月・祝)の公開初日4日間限定なのだが、映画を観て面白くないと判断して途中退場(本編開始後1時間で退場)した観客に、鑑賞料金をなんと全額返金するという。
これは、一般の人にもっと洋画の面白さに目を向けてもらおうとタランティーノ監督と配給元である東宝東和が共同で企画したもので、各劇場の協力を得て今回実現する運びとなった。しかも、タランティーノ監督自ら「面白くなかったら返金するぜ!」などと呼び掛けるキャンペーンCMなどにも出演を予定している。
過去には、タランティーノ本人が製作総指揮を務めたスプラッター・スリラー『ホステル』(06)で、上映開始46分までで気分が悪くなり途中退場する観客に全額返金する「嘔吐バックキャンペーン」などがあったが、公開劇場メイン館1館だけの小規模なもの。本キャンペーンのように、『イングロリアス・バスターズ』が公開される全国約300館で一斉に実施されるのは初の試みだ(一部公開劇場を除く)。
本作がすでに、自身の過去作『パルプ・フィクション』(94)や『キル・ビル』(03)等の興行収入を超え、興行成績1億1907万ドルを突破(10月18日時点)した自信ともとれなくはない。
映画を愛するタランティーノだからこその心意気。それにはぜひ映画館で応えたいものだ。【Movie Walker】
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