「ピンクパンサー」が実写&CGでハイブリッド映画化!『ソニック・ザ・ムービー』監督がメガホン
『ティファニーで朝食を』(61)で知られるブレイク・エドワーズ監督がメガホンをとったコメディ映画『ピンクの豹』(63)。そのオープニングタイトルに登場するや、印象的なテーマソングとともに絶大な人気を博した人気キャラクター「ピンクパンサー」が、このたび実写&CGのハイブリッドで映画化されることが明らかになった。「Deadline」など全米各メディアが報じている。
デヴィッド・ニーヴンとピーター・セラーズが共演した『ピンクの豹』は、セラーズが演じたクルーゾー警部が人気を集めシリーズ化。2006年にはスティーブ・マーティン主演でリブート版も製作されるなど、コメディ映画屈指の人気シリーズに。またピンクの豹のキャラクター「ピンクパンサー」は、独立したアニメーションとして製作された短編アニメ『ピンク騒動』(64)が第37回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞。その後も多数の短編エピソードが製作され、半世紀以上経ったいまでも世界中で愛されつづけている。
報道によれば、今回のプロジェクトと同じ実写&CGのハイブリッド作品として今年2月に全米公開された『ソニック・ザ・ムービー』(20)のジェフ・ファウラー監督がメガホンをとり、脚本は『バッド・ボーイズ フォー・ライフ』(20)のクリス・ブレムラーが担当。また製作陣にはエドワーズの妻で『サウンド・オブ・ミュージック』(65)などで知られる女優のジュリー・アンドリュースらが名を連ねている。
MGMのマイケル・デ・ルカとパメラ・アブディは「MGMで最も愛されているフランチャイズのひとつを大きなスクリーンに引き戻し、これまで誰も見たことがないような方法で提供できることをとてもうれしく思います」とコメント。
『ソニック・ザ・ムービー』や、先日予告映像が公開された『Tom and Jerry』など、近年増えつつある実写とCGのハイブリッド作品。この『Pink Panther』がどんな作品に仕上がるのか、また実写キャストを誰が務めるのか。続報に注目していきたい。
文/久保田 和馬