宮野真守「覚悟を持って演じ切りたい」、『劇場版 FGOキャメロット 前編』公開初日に熱っぽく語る

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宮野真守「覚悟を持って演じ切りたい」、『劇場版 FGOキャメロット 前編』公開初日に熱っぽく語る

『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編 Wandering; Agateram』ボイスキャストを務めた宮野真守、坂本真綾
『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編 Wandering; Agateram』ボイスキャストを務めた宮野真守、坂本真綾

12月5日、新宿バルト9にて、『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編 Wandering; Agateram』の公開初日舞台挨拶が開催され、ボイスキャストを務めた宮野真守、島崎信長、高橋李依、坂本真綾、川澄綾が出席した。

前シリーズ(第⼀章~第三章の三部作)の興行収入が累計52億円を突破した「劇場版 Fate」。さらに今月、全米でその第三章が劇場公開され、11月13日から11月15日の週末3日間に20万ドルの興行収入を叩きだし、全米ボックスオフィスランキング(全米映画ランキング)で10位にランクインした。

その新シリーズが『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』として、前編・後編の二部作でよみがえり、前編の『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編 Wandering; Agateram』が12月5日より全国178館の劇場で公開。聖都を目指すベディヴィエール(宮野)が、人類最後のマスターである藤丸立香(島崎)と、デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライト(高橋)と共に最後の探索へと進む。

【写真を見る】高橋李依、島﨑信長、宮野真守、坂本真綾、川澄綾が登壇
【写真を見る】高橋李依、島﨑信長、宮野真守、坂本真綾、川澄綾が登壇

公開初日を迎えて、宮野は「皆さんに観てもらえる事実が本当にありがたい。いろいろな状況下のなか、皆で力を合わせてここまでたどり着くことができました。これはまだ前編なので、観ていただいた気持ちを大事にしていただいて、後半まで応援してほしいなと思います」と感謝のコメント。

そして、作品を観た感想として「ベディヴィエールの表情が変わっていくところが印象的でした。後半の独白のシーンまでに目の色が変わっていって。苦しい戦いを経て、絶望感の中で光を見つけて、覚悟を持って決意していく…。その流れがすばらしく、また、大迫力のアクションもあったりと、映像のすばらしさにも圧倒されました」と宮野。

「本当におもしろい映画を作ることができました!」と胸を張り、「僕も覚悟を持って後編まで演じ切りたい。ベディは本来、とても温かい人で、とても人と関わることが大好きな人なのですが、今回は前編の冒頭から、それすらもできない孤独を抱え、人にも触れることができずにいた。そこで仲間たちに出会うことによって、大きな絆を得た…というところまではいかないんですね。固まったものをちょっとだけほぐしてくれたという程度。抱えている秘密や謎があって、彼の孤独はまだまだ続くんです。けれども、光を見つけたことが希望。その希望の光がどこへ向かうのか、どういう結末を迎えるのか、ぜひ見守ってほしいと思います」と、後編への想いを熱く語った。

また、主題歌「独白」を歌い、作詞も担当した坂本真綾は、楽曲について「私が歌うと混乱されるかもしれませんが、ベディヴィエールの気持ちで、ラストシーンに合う曲として、脚本を読みながら考えて作り、歌いました。語り尽くせない彼の気持ち、独白が続いていくような気持ちで寄り添えたらいいのかなと。監督からは、後編が観たくなるようなものにしてほしいというムチャぶりもあり(笑)、それに応えられたらいいなと。前半はしっとりと始まり、後半は後編が観たくなるように。組曲のようになっていて、ドラマチックでスケール感があってというような」と紹介。

後編の主題歌を担当するという宮野も「歌いましょうか(笑)」と冗談を飛ばしつつ、「FGOで歌わせていただくこと自体、すごくありがたい企画。真綾さんに作詞をしていただけることはすごく幸せ。こんなことが起こると思っていなかったので、それがすごくうれしかったです」と笑顔を見せていた。

取材・文/平井あゆみ

※島崎信長の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記


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