『ワンダーウーマン』クリス・パインが『ダンジョン&ドラゴン』再映画化の主演候補に
パラマウントとハズブロ傘下のeOneが製作する、世界的人気ロールプレイングゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の再映画化企画の主演に、「スタートレック」シリーズや「ワンダーウーマン」シリーズのクリス・パインが交渉中であることが明らかになった。「Variety」などが全米の各メディアが報じている。
1970年代に発売されたテーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は、世界初のロールプレイングゲームとして知られ、これまでコンピュータゲームやカードゲームなど様々な形で展開。
2000年には「マトリックス」シリーズなどで知られるジョエル・シルバーのプロデュースのもと『ダンジョン&ドラゴン』として映画化されるが、興行的にも批評的にも失敗。日本国内では一定の支持があるものの、映画データベースサイト「IMDb」の評価ランキングでは歴代ワースト100に入るなど、北米ではカルト映画のひとつとして語り継がれている。
再映画化企画は数年前にワーナー・ブラザース製作、アンセル・エルゴート主演で立ち上がるが、その後権利をめぐる法廷闘争の末にパラマウントへ移譲。
監督候補も『名探偵ピカチュウ』(19)のロブ・レターマン監督から『レゴバットマン ザ・ムービー』(17)のクリス・マッケイ監督と経て、2019年には『スパイダーマン:ホームカミング』(17)の脚本家コンビであるジョナサン・M・ゴールドスタイン&ジョン・フランシス・デイリー監督に交代したと伝えられていた。
そしてこのたび、ゴールドスタイン&デイリー監督の正式就任が決定。まだストーリーの詳細や製作開始時期については明らかになっていないが、今年4月の時点で2021年11月の公開予定から2022年5月27日(金)へ公開延期が発表されている。続報に乞うご期待だ!
文/久保田 和馬