ジョニー・デップ、新年も人々にエール「つらくても笑い、人にも笑いを!」

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ジョニー・デップ、新年も人々にエール「つらくても笑い、人にも笑いを!」

ジョニー・デップが年末に続いて、自身の公式Instagramで、新年にも人々の幸せを願うメッセージを送っている。

今回は、1939年にニューヨークで初演されるやニューヨーク劇評家賞とピュリッツァー賞(反商業主義の立場から辞退)を受賞した、アメリカの小説家で劇作家ウィリアム・サローヤンの戯曲「君が人生の時」(The Time of Your Life)の一部と共に、「新しい年への願い。世界中が良き日々を思って嘆き悲しんでいるけれど、皆さんが今夜、笑顔で、もっと大切なのはできる限り笑っていられること、そしてほかの人を笑わせることができますように。いまそれがとても難しいことはわかっていますが、願うのは皆さんの幸せと健康だけ。皆さんがよい状況でありますように。愛とリスペクトを込めて。ジョニー・デップ(JD)」と綴っている。

ジョニーが引用した戯曲は、サンフランシスコの港の安酒場に集まる貧しい善良な人々の姿を通して、生きることの美しさと喜びを哀愁とユーモアをもって描いた作品で、日本でも2017年に新国立劇場で上演されている。コロナ禍で苦しむ世界中の人々だけでなく、自身もフランス人、アイルランド人、ドイツ人、チェロキー族の血を引くジョニーが、いまや分断されて多くの人にとって住みにくくなったアメリカのことを憂う人々、そして元妻アンバー・ハードへのワイフ・ビーター(妻虐待者)の汚名を着せられ、「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第3作を降板せざるを得なくなって落胆しているファンや自身へのエールも込めて送ったものだと考えられており、「心に響いた」「泣けた」「ずっと応援する」といった声も寄せられている。

サローヤンは、「最大の幸福は、幸福など必要ないと知ることにある」「有能な人間は、失敗から学ぶから有能なのである。成功から学ぶものなどたかが知れている」「誰でも死ななくちゃいけない。でも私はいつも自分は例外だと信じていた。なのに、なんてこった(悔いのない人生を生きよう)」といった数々の名言を残しており、ジョニーもこれらの言葉を胸に、ファンのみならず多くの人々の心に寄り添っている。

文/JUNKO

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