ハラハラアニメにお疲れ?大人も子どももいまこそ見たい“新生”ムーミン!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ハラハラアニメにお疲れ?大人も子どももいまこそ見たい“新生”ムーミン!

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ハラハラアニメにお疲れ?大人も子どももいまこそ見たい“新生”ムーミン!

2020年は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、歴代興収新記録を打ち立てる大ヒット。性別を問わず、10代、20代から親子連れ、大人までが劇場に足を運び、全世代を巻き込む社会現象となった。年明け1月の映画ランキングでも『鬼滅の刃』に加え、『銀魂 THE FINAL』『映画 えんとつ町のプペル』などアニメーション映画が上位を独占し、まさに空前のアニメブームが到来!子どもだけでなく、ふだんアニメを見ない、またはしばらく遠ざかっていたという大人たちも含め、より幅広い世代にアニメ視聴の文化が浸透している。

世界中で長年愛されている「ムーミン」
世界中で長年愛されている「ムーミン」[c]Moomin Characters™ [c]Gutsy Animations 2020

ドキドキハラハラ系のアニメが多いなかで、手に汗握るスリリングな展開には少々お疲れ気味の人たちにいまおすすめしたい作品が、ほっと一息ついて癒される優しい世界観が魅力の「ムーミン谷のなかまたち」のテレビアニメシリーズだ。フィンランドの国民的作家であり、画家でもあるトーベ・ヤンソンによって生みだされ、児童文学、絵本、コミックスと3つの原作を持つムーミンの世界。アニメには約25億円という、フィンランド国営放送制作のテレビ番組として過去最高額となる製作費が投じられ、『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』(05)で第78回アカデミー賞長編アニメ賞を受賞したスティーブ・ボックスが監督を担当。2019年にカンヌで行われたテレビ番組の見本市“MIPCOM”で最優秀キッズ向けアニメ番組賞を受賞した本作が、1月29日よりシーズン2のBlu-ray&DVDを発売開始した。

ぬいぐるみみたいなモフモフ感も魅力!フルCGで描かれる“新生”ムーミン

モフモフな質感はまるでぬいぐるみのよう
モフモフな質感はまるでぬいぐるみのよう[c]Moomin Characters™ [c]Gutsy Animations 2020

これまで日本でも、昭和と平成にそれぞれテレビシリーズが制作され、世代を超えて親しまれてきたムーミンのアニメだが、本作はまさしく新時代にふさわしい“新生”ムーミン。原作者トーベ・ヤンソンの作風を感じさせる、絵画的な2Dの背景描画を、フルCGアニメーションならではの特色と最新の4K技術で可能となったすばらしい色彩や空気感と融合させ、まったく新しいムーミンを作り上げた。いままでは二次元だったムーミンの世界を、かつてないほどリアルに作り込まれた、立体的な映像で体感できる。

美しく幻想的なムーミンの世界観
美しく幻想的なムーミンの世界観[c]Moomin Characters™ [c]Gutsy Animations 2020

そんな本作の癒しポイントの一つが、モフモフした見た目がぬいぐるみみたいなムーミンの質感。丸みを帯びたフォルムだけでなく、思わず触れたくなる“もっちり”とした手触りを感じられ、可愛さも倍増している。また、究極の映像美を誇る背景美術も見どころだ。背景画は3Dの絵にさらに手描きで絵を加え、筆跡が残るようなタッチに。鮮やかで写真のようにリアルな映像であると同時に、どこか北欧の絵画のような温かみが感じられる。ムーミン谷の四季の移り変わりの様子も、はっと息をのむほどの美しさ。コロナ禍のいま、現実の旅には出られなくても、本作を見ればすぐに自然豊かで謎めいたムーミン谷を訪れることができる。

絵画調の映像が美しい
絵画調の映像が美しい[c]Moomin Characters™ [c]Gutsy Animations 2020

さらに、昔ながらの北欧の暮らしが感じられる、ムーミン屋敷の居心地のよさそうなインテリアもポイント。家族や友人とテーブルを囲み、お茶や食事の時間を大切にする北欧のライフスタイルを反映して、シナモンロールやパンケーキ、ホットココアや手作りジャムなどおいしそうな食べ物もたっぷり登場する。陽の光を感じながらのテラスでのランチ、森の中でのピクニック、夏の夜に開かれるガーデンパーティなど数々の食事シーンも、見ているだけでワクワクする。

■「ムーミン谷のなかまたち シーズン2」
発売中
価格:豪華版Blu-ray BOX(初回限定生産) 13,800円+税、通常版Blu-ray BOX 9,800円+税、通常版DVD-BOX 6,800円+税
発売元・販売元:KADOKAWA
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