綾野剛、舘ひろしから“継承”したスーツで「幸せです」39歳の誕生日をお祝い!

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綾野剛、舘ひろしから“継承”したスーツで「幸せです」39歳の誕生日をお祝い!

『新聞記者』(19)の藤井道人監督の最新作『ヤクザと家族 The Family』の初日舞台挨拶が1月29日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、綾野剛、舘ひろし、磯村勇斗、小宮山莉渚、藤井監督が登壇。舘から譲り受けたスーツを着てきたという綾野。舘は「僕が着ているより全然かっこいい。返してもらいたいくらい」とお茶目に語り、綾野を笑わせた。

【写真を見る】舘ひろしから譲り受けたストライプのスーツの綾野剛。舘と見つめ合って笑顔!
【写真を見る】舘ひろしから譲り受けたストライプのスーツの綾野剛。舘と見つめ合って笑顔!

本作は、変わりゆく3つの時代に、ヤクザとして生きるしかなかった男と、彼を取り巻く人々を“家族”という視点から描いた人間ドラマ。綾野は「自分自身の集大成であることは間違いない。最愛の作品」と胸を張っていた。

『ヤクザと家族 The Family』の初日舞台挨拶が開催された
『ヤクザと家族 The Family』の初日舞台挨拶が開催された

今回初共演を果たした綾野と舘だが、綾野は「いまは、情報過多な時代。でも舘さんのお背中は、しゃべらなくても、そのたたずまいだけで物語がある。自分たちが忘れていたようなことをもう一回、大事なことだと思うことができた。たぶんそれは、磯村くんも継承しているような気がする」と惚れ惚れ。家族や継承が一つのテーマとして描かれる本作だが、綾野は「スーツは舘さんがもともと着ていたスーツをいただきまして」とバラエティ番組で舘から譲り受けたスーツを着てきたそうで、「今日はそういう意味でも、舘さんのスーツを“継承”している。この晴れ舞台、門出に、魂が宿ってきちんと立っていられる」とうれしそうに語っていた。

「誰にこの映画を観てほしいか?」と聞かれると、「いまやっている現場のスタッフ、キャストに観てほしい。友人に友人を紹介するような感じ。そうやって、多分いろいろなものがシェアされて、蓄えられて、育まれていったんじゃないかと思う」と答えた綾野。舘は「やっぱり、亡くなった渡(哲也)さんに観てもらいたいと思います。自信をつけようとしてくれて、いつも褒めてくれていたんです。『いいな、ひろし。お前はいいな』ときっと言ってくれると思いますが、怒られるかもしれません」と目尻を下げていた。

花をプレゼントされ、大きな笑顔!
花をプレゼントされ、大きな笑顔!

またこの日は、1月26日に39歳の誕生日を迎えた綾野に、サプライズでフワラーギフトが贈られた。39歳とサンキューをかけた「39」との数字を表現した花束で、綾野は「花じゃん!すてき!」とうれしそうに見つめ、「1月26日生まれのすべての方々もおめでとうございます!ありがとうございます。うれしいです」とニッコリ。舘は「おめでとうございます。39歳か。やりたい放題だよね」と声をかけて、綾野も大爆笑。「今回は綾野くんに引っ張られてこの映画ができた。これからもぜひ使ってやってください」、綾野も「そんな!よろしくお願いします」と今後の共演にも想いを馳せ、「幸せです、とても」と喜びを噛み締めていた。

最後に、綾野は「『花束みたいな恋をした』や『名も無き世界のエンドロール』もあります」と同日に公開を迎えた作品名をあげ、「いろいろな作品が手と手を合わせて、皆さんの心を華やかにするようなエンタテインメントを届けたいと、みんな思っています」とコメント。「いつか許された日が来た時には、自分から皆さんに会いに行きます。皆さんにお目にかかれる日を楽しみにしていますので、待っていてください」と呼びかけていた。

取材・文/成田おり枝


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