堂本光一、「ジャニーさんの申し子」と言われて恐縮！『Endless SHOCK』舞台挨拶

KinKi Kidsの堂本光⼀が作、構成、演出、主演、監督を務めたミュージカルの劇場版『Endless SHOCK』の初日舞台挨拶が、2⽉1⽇に帝国劇場で開催され、堂本、上⽥⻯也、梅⽥彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、前⽥美波⾥が登壇。本イベントは無観客で開催され、全国82館の劇場でライブ配信された。

『Endless SHOCK』は、⽇本演劇界におけるミュージカル単独主演記録1位を更新中の人気ミュージカルで、初演から20年の歴史のなかで初めて劇場版として公開される。撮影は2020年2⽉の公演中⽌後、無観客の帝国劇場にクレーンカメラ3台を含む16台のカメラを持ち込み、ドローンも⾶ばして撮影された。

堂本は初となる劇場版『Endless SHOCK』について「自分の思いつきから始まった部分があるんですが、みなさんの協力をいただいて実現できたことをうれしく思います。もうすぐ始まる『Endless SHOCK Eternal』(舞台版)はスピンオフで、本作の3年後を描いた作品です。どうにかして本編を観てない方にも楽しんでいただけばと思い、映画を同時期にやれば、両方楽しめるのかなと思ったことがきっかけでした」と挨拶。

上田は「大阪で聞いた時、すっげえおもしろいなと思いめちゃくちゃ興奮しました。光一くんは、ジャニーさんの申し子で、後ろに、陰にジャニーさんの発想力があります」と興奮しながらコメント。

ヒロインを務めた梅⽥も「稽古場で、光一さんが『YOUたちさ』とさらっと言ったんです。
めっちゃジャニーさんみたいだなと、すごく興奮しました」とうなずくと、堂本は「いやいや、とてもじゃないけど、ジャニーさんにはなれないです」と恐縮した。

越岡も堂本について「光一さんは有限実行の男なんで、すごいなと。銀幕デビューがこんな形でできるなんて思ってなかったので」と言って、松崎と共に「便乗してすいません」と頭を下げた。また、松崎は映画について、「アンビリバボーです」と言って会場の笑いを取った。

オーナー役を演じる前田が「舞台は光一さんの20周年記念公演で、録画するってことは記念に撮っておくものなんだろうと思っていました」と言うと、堂本は「老後の楽しみにしようと思っていました」と笑顔でこたえる。

映画として公開されることについて、前田は「光一さんは商売人でもあるなと。ありがたいことに舞台っていうのは、チケットを持ってる方しか観られないんですが、今回は舞台に足を運んでいただけない方も観られるので、本当にすばらしいこと」と喜んだ。

最後に堂本はコロナ禍における公開について「なにかやっぱり心の晴れない毎日が続くなかですが、ご覧いただいて、少し勇気が生まれたりとか、そう感じていただけるとうれしいです。こんな状況下で、足を運んでくださるみなさんには感謝しかありませんし、そのぶん我々がお届けできるものがあればと」と溢れる想いを口にして、舞台挨拶を締めくくった。

※記事初出時、コメントの記述に一部誤りがございましたため、当該部分を修正させていただきました。訂正してお詫びいたします。

取材・文/山崎伸子