成田凌主演『くれなずめ』予告&ウルフルズ書き下ろしの主題歌が公開
成田凌をはじめ、個性派かつ実⼒派の俳優たちが出演する『くれなずめ』の公開日が4月29日(木・祝)に決定した。あわせて予告映像とポスタービジュアル、さらにウルフルズによる主題歌も公開された。
『アフロ田中』(12)、『#ハンド全力』(20)の松居大悟監督が自身の実体験をモチーフに書いた完全オリジナルの舞台劇を」映画化した本作。友人の結婚披露宴の余興のため5年ぶりに集まった高校の友人6人が、披露宴と二次会の狭間に過ごす時間を描く。昔の思い出に思いを馳せる彼等は、友人がある日突然死んでしまったことを認めていなかった…。成田を筆頭に若葉⻯也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹ら個性派かつ実力派キャストが集結。また、主題歌にはウルフルズが今作の為に「ゾウはネズミ色」を書き下ろした。
ポスタービジュアルは、カラオケボックスで熱唱する6人の姿を切り取ったもので、「思い出にするくらいなら忘れてやる」「過去を書き換えろ」という寂しさを強がりで吹き飛ばそうとする彼等の熱が切り取られている。
予告編は、高校時代からの仲間6人が意気消沈し披露宴の会場を後にする場面から始まる。彼等はウルフルズの「それが答えだ!」をバックに、余興でダンスを披露するも大スベリしてしまい、招待客からドン引きされていた。どうにもやるせない雰囲気のなかで微妙な”二次会までの狭間の時間”を、12年前の高校時代などを思い返しながら、他愛ないやり取りで潰していた。
映像の後半、カラオケボックスで「ずっと気になってたんだけど、もしかして俺って…」と言い出す吉尾(成田)を、仲間たちが大声で遮るところで、主題歌「ゾウはネズミ色」が流れる。ウルフルズの書き下ろしによる情熱的な一曲が、彼らの吉尾と過ごした何気ない日々と、目を背けていた現実の狭間にくれなずむ彼等を後押しするように響く。
日が暮れそうでなかなか暮れない状態を意味する「くれなずむ」という言葉を命令形にした松居監督による造語『くれなずめ』。明日へ進もうとするが障害を前にうまく進めない状態を現わしていると監督は語っているが、狭間に立つアラサー男子6人は忘れようとした、書き換えようとした過去から前へ進むことができるのだろうか。