タイトルに込められた真相とは?『ファーストラヴ』著名人からの鑑賞コメントが到着
北川景子が主演を務め、中村倫也、芳根京子らが共演する『ファーストラヴ』(2月11日公開)。このたび、同作をいち早く鑑賞したアン ミカ、宇垣美里ら15名の著名人コメントがによるコメントが到着した。
予測不能な結末やタイトルの裏に隠されたヒューマンドラマが話題を呼んだ、同名のベストセラー小説を実写化した本作。父親を刺殺し逮捕されるも「動機はそちらで見つけてください」と挑発的に語る女子大生、聖山環菜(芳根)。公認心理師の真壁由紀(北川)と、由紀の夫の弟で弁護士の庵野迦葉(中村)は環菜に取材を行うが、二転三転する供述に翻弄されていく。真実が歪められるなかで、由紀は環菜に自分と似た“なにか”を感じ始め、心の奥に隠した“ある記憶”と向きあうことになるが…。
公開に先駆けて鑑賞したモデルでタレントのアン ミカは「最初に受ける愛は、子どもの人生に大きく影響する。人の主観で真実はねじ曲げられることもあるからこそ、自分の意思で意見が言えることがいかに健全で大切なのか...」と、フリーアナウンサーの宇垣美里は「愛されたくて愛されなくて自分を傷つけることでしか渇きを癒せない環菜が哀れで痛々しくて。大人は、絶対に子どもを守らなきゃ、だめなんだよと唇を噛み締めた」と、タレントのYOUは「真実とか愛は曖昧だ 曖昧だから 頑な心に流れ込むこともできて 温かいような温度で 溶かすべき記憶を 溶かすこともできるんだ」と、タイトル通り“愛”の形についての想いを語る。
また、教育評論家の尾木ママは「まるでサスペンス映画を観る緊迫感。観る者の無意識下のトラウマまでもじんわりと癒し、静かな希望を与えてくれる『新境地の映画』である」と、この物語の先に見いだされる希望にも言及しているほか、漫画家の難波ユカリは「女にとっては、よくある話。どうしようもないから飲みこんで、忘れたふりをして笑ってる。だからそれらがスクリーンのなかで暴かれていく時、男は驚きながらも胸に手を当て、女はカタルシスに浸るだろう」と女性の生きづらさに寄り添う感想を述べている。
ほか、映画解説者の中井圭や劇団「ロ字ック」の山田佳奈、小説家の誉田哲也、クリエイティブディレクターで東京藝術大学教授の箭内道彦、コラムニストで作家の鈴木涼美、弁護士の菊間千乃、精神科医の星野概念、アパレルブランドのディレクター、モデルの瀬戸あゆみら各界から、真に迫るコメントが寄せられている。
衝撃的な事件の裏に隠された愛の物語とはどのようなものなのか?日本映画界を代表するスタッフ・キャストで描かれる本作の行方に注目したい。