磯村勇斗が肉体を鍛え故郷で挑んだ『ヤクザと家族』ファイトシーン写真を一挙解禁
綾野剛と舘ひろしが初共演を果たした『ヤクザと家族 The Family』(公開中) 。このたび、ヤクザという生き方を選んだ綾野剛が演じる主人公を慕う青年を演じた磯村勇斗が、今作のために1か月で鍛え上げた身体で挑んだ圧巻のファイトシーンなど劇中カットが一挙解禁された。
本作は、ヤクザという生き方を選択し激動の20年を生きた主人公の山本と、彼を取り巻く人々を壮大なクロニクルで描いたヒューマンストーリー。“組織=ファミリー”と“自らの家族”の間で揺れ動き時代の波に流されながら生きる山本を綾野が、山本と父子の契りを結ぶ柴咲組組長の柴咲博を舘ひろしが演じ、『新聞記者』(19)の藤井道人が監督と脚本を手掛けている。
そして本作で、山本を羨望の眼差しで見つめ続け、成長を遂げた半グレ集団のリーダー格、木村翼を演じているのが、ドラマ「今日から俺は!!」や「恋する母たち」、NHK大河ドラマ「青天を衝け」も控える磯村。本作では人生で初めて本格的に肉体を鍛え撮影に挑み、解禁された写真では上半身裸で引き締まった姿を披露、背中に“翼”のタトゥーを羽ばたかせながら廃倉庫でストリートファイトに興じる姿が切り取られている。劇中の同シーンでは人気沸騰中のヒップホップクルー、BAD HOPの「Kawasaki Drift」が鳴り響き、重低音響く楽曲が白熱するファイトを一層盛り上げている。
短期間での体づくりについて磯村は「正直、『時間はないな』と思ったんですけど、送って頂いたイメージに近づける最大限の努力はしようという気持ちでやっていました」と語り、相当なプレッシャーもあったそう。「登場シーンでしっかり身体を見せとけば、翼のキャラクターが観客にも見える」という監督からの言葉に、「撮影までのタイムリミットは1か月。体重を増やして筋肉に変えて脂肪を落とすという作業だと2か月くらいは必要だったので、増やすと同時に脂肪を減らしていくという、もうわけがわからないことをしていました(笑)。とにかく筋トレはひたすらやって、食事も脂質とかを摂らずに量を食べるんですけど、最終的に監督からOKを貰える体にはなったので、良かったです」と、その鍛え上げ方について語っている。
さらに「台本を読んで『この役はどうしても自分がやりたい』と運命を感じた」という磯村。「ロケ地が自分の出身地、沼津ということもあったし、翼という役は柴咲組やケン兄(綾野剛)が残してきたものを未来につなげていくという大事な役柄だったので、大きな壁が立ちはだかった感覚を覚えたが、出演が決まった時は本当に嬉しかったです」とも語っており、対する藤井監督も「彼は頭が良くて気が遣えるので、どんな監督が撮っても、変わらないベースがあるのかもしれません。しかし、今回はその部分を壊してみたいと思ったんです。わからないことを恐れないこととか、相手への気遣いとか、そういうことは一切気にしなくていいよと。のみ込みも早く、今後も一緒にやっていきたい素晴らしい役者だと思いました」と賛辞を贈っている。
なお2月11日(木・祝)20時30分より「見ると映画『ヤクザと家族』を10倍噛み締められるスペシャル特番」を配信サイト「共感シアター」にて生配信。藤井監督と本作の佐藤順子プロデューサーがゲストとして登場し、ここでしか語れないエピソードなど様々な角度から本作を徹底解剖していく。
すべてのキャスト、スタッフが圧倒的熱量で挑んだ本作を、ぜひ劇場で目に焼きつけてほしい。
文/富塚沙羅
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「見ると映画『ヤクザと家族』を 10 倍噛み締められるスペシャル特番」
■配信日時:2月11日 (木・祝) 20:30 ~21:30(生配信)
■配信サイト:「共感シアター」 https://bals.space/theater/171
ゲスト:藤井道人監督、佐藤順子プロデューサー
聞き手:笠井信輔 フリーアナウンサー 、松崎健夫(映画評論家)