ベッカムら30人のセレブ、子どもたちの教育のためにチャリティ活動
大麻(カンナビス)を使用した商品を展開するベンチャー企業に投資し、外部取締役に就任したデイヴィッド・ベッカムが、子どもたちに教育の機会を与えるべくチャリティ活動で一肌脱いだ。
「Mail Force」は、昨年3月イギリスでの最初のロックダウン時に立ち上げられたチャリティ団体で、初期はNHS(国民保健サービス)従事者やエッセンシャルワーカーなどにマスクなど、コロナ禍で必要なものを供給することが目的だったが、先月末、3度目のロックダウンで休校を余儀なくされ、教育の遅れが出ている子どもたちが自宅でオンライン学習ができるようにパソコンを供給することを使命としたComputers for Kidsキャンペーンが立ち上げられた。
それというのも、現在英国では最大で100万人の子どもたちが、パソコンがないためにオンラインによる教育を受けられないという深刻な事態に陥っており、その事態を重く見た30人の英国人セレブたちが、募金集めのために名乗りを上げた。
白いTシャツ姿のデイヴィッドをはじめ、名優イアン・マッケラン、ヘレナ・ボナム=カーター、レイフ・ファインズ、エマ・トンプソン、スティーヴン・フライ、そしてミュージカル「キャッツ」「オペラ座の怪人」などを手掛ける作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバー、ナオミ・キャンベル、テニス元世界チャンピオンのアンディ・マリーの母ジュディ・マリーなど多種多様な分野のセレブたちが、Zoomによるリモートで子どもたちの教育の大切さと共に、「いますぐアクションが必要です。10ポンド(約1450円)を寄付して下さい」と窮状を訴えた。すでに144万ポンド(約2億930万円)以上の寄付金と古いパソコンの寄付が多数寄せられており、セレブ効果を発揮しているようだ。
文/JUNKO