第78回ゴールデン・グローブ賞、久々の晴れ舞台で魅せたベストドレッサーのセレブたち
コロナ禍で延期されていた第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式が、現地時間2月28日に開催された。初のリモート開催で自宅から普段着で登場する候補者もいた一方で、先が見えないながらもワクチン接種が始まり、昨年3月のパンデミック以来の大掛かりなイベントとあって、バーチャルの世界にも光を見出そうとする人々も。久しぶりのドレスアップに気合が入ったセレブたちも多く、今思えば夢のようだったコロナ前の世界を思い出させてくれる、ゴージャスなファッションに身を包んだセレブたちを見て、心躍らせる人々も多かったよう。
ここからは、「Daily Mail」「E!」「People」など多数のメディアが選んだベストドレッサーたちをご紹介。
透き通るような肌がより強調される、ミントグリーンのグッチのサテンドレスに見事なケープ使いで、「まるで妖精」と称されたエル・ファニング。コーラルカラーのオスカー・デ・ラ・レンタのドレスで背中とショルダーラインの美しさを見せた、アマンダ・サイフリッド。そして、自宅から大勢の家族とリモート出演したケイト・ハドソンのルイ・ヴィトンの黒白のドレスの着こなしは、さすがベストドレッサーの常連といえる貫禄と評判だった。
また、ソフィア・カーソンのワンショルダーにツートンカラーの、シルエットが美しいジャンバティスタ・ヴァリのドレス、アニャ・テイラー=ジョイのビビッドなディオールのオートクチュールドレスが、2011年のゴールデン・グローブ賞授賞式で、アンジェリーナ・ジョリーが着ていたアトリエ・ヴェルサーチのグリーンのドレスを彷彿させると話題に。
リリー・コリンズのゴールドベースの青、グリーンがゴージャスなサンローランのドレスは、ゴージャスなヘアスタイルと相まって、これまでと違った大人の雰囲気に注目が集まった。プランジネックのベージュと黒のコラボレーションが美しい、プラダのドレスをまとったジュリア・ガーナーや、黒とシルバーのコントラストとボディラインが美しいルイ・ヴィトンのドレスを選んだレジーナ・キング。
レッドカーペットにも登場した、ワンショルダーで左脚の美脚のコントラストが映えるパープルのドルチェ&ガッバーナのドレスを着こなしたアンジェラ・バセットや、フリルと左腿のスリットがキュートさと大人っぽさを程よくミックスした、シャネルのドレス姿のマーゴット・ロビーなども、完璧なメイクと着こなしでベストドレッサーに選ばれている。
セシル・B・デミル賞を受賞した御年83歳のジェーン・フォンダは、プライベートからの見事な変身ぶりと抜群のスタイルで、白のパンツスーツを着こなす大女優の出で立ちが圧巻。思わず視線が注がれてしまう、大胆に胸元を開けた黄色い華やかなアレックス・ペリーのドレスで登場した、62歳のジェイミー・リー・カーティスや、黒いシンプルなジバンシィのパンツスーツでシックに決めたローラ・ダーンなど、実力派女優たちが大人の色気あふれるドレスアップ姿を見せてくれた。
刺しゅうが施された、オスカー・デ・ラ・レンタのAラインドレスで参加したケイリー・クオコ、黒いプラダのドレスとパープルのギブスをもおしゃれに着こなしたサラ・ポールソン、美脚が強調されるシンプルな白いジバンシィのドレスで、このたび妊娠も明らかとなったガル・ガドット、さらにニコール・キッドマンのゴールドチェーンのデザインがアクセントのルイ・ヴィトンのホルターネックのドレスは圧巻で、「ミューズの地位を不動のものとしている」と絶賛されている。
男性では、個性的なヴァレンティノの黄色いスーツを着こなしたダン・レヴィ、ロエベのモノクロスーツでミステリアスな雰囲気をまとったジョシュ・オコナー、ケヴィン・ベーコンの渋いディオールのブラックスーツなどの評判が良かったようだ。
文/JUNKO