「ワンダヴィジョン」最終回がいよいよ明日配信!これまでに明かされた“謎”をおさらい
ディズニーの公式動画配信サービス「ディズニープラス」にて配信中の、マーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」の最終回となる第9話が、ついに明日5日(金)より配信スタート。第1話の配信開始時には想像もできなかった衝撃的な展開が毎週続き、多くのファンから熱い視線が注がれている本作。最終回に備え、すでに明らかになっている謎を踏まえながらワンダのこれまでの動きを振り返っていきたい。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)後の世界を舞台に、エリザベス・オルセン演じるスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフとポール・ベタニー演じるヴィジョンの物語をシットコム(シチュエーション・コメディ)のような形式で描く本作。長い恋愛の末に結婚し、郊外の街ウエストビューへ引っ越してくるワンダとヴィジョン。周囲の人々に能力を隠しながら、絵に描いたような幸せな夫婦生活を送る2人。しかしそこは、作られた世界であり、徐々に現実世界との歪みが生じはじめることに…。
なぜこの街に引っ越してきたのか答えられず、結婚指輪も記念日もなく、ご近所さんを演じる住人たちは不可解な動きを見せる。さらに外部からアクセスしようとするFBI捜査官たちがラジオからワンダに呼びかける音声も。ワンダは驚異的な力を駆使して、現実世界のものをすべてワンダの世界のものへと書き換えていく。FBI捜査官のモニカはご近所さんに、捜査官は養蜂家に。そして、かつてワンダが失った双子の兄ピエトロとして「X-MEN」シリーズのピーターも登場。ヴィジョンとの子どもであるトミーとビリーも生まれ、ワンダは理想の家庭を手に入れるのだ。
しかしどうしても止めることができなかったのが、異変に気付いたヴィジョンの行動だった。ウエストビューのことを調べ始め、ついには街の外へ出ようとするヴィジョン。その危機を察知したワンダは、ウエストビューの外の世界を飲み込み、多くのFBI捜査官たちをサーカス団に変えてしまう。なんとか危機を乗り越えるのだが、自身が起こした大惨事を悔やむことに。そして、すべてコントロールできていたはずの世界が思い通りに行かなくなったワンダの前に魔女のアガサ・ハークネスが現れる。隣人のアグネスを演じていた彼女によって、この世界の謎が徐々に明らかになっていく。
先週金曜に配信された第8話ではついに『アベンジャーズ/エンドゲーム』の戦いの後に、ヴィジョンを失ったワンダが歩んだ“その後”が判明。現実でヴィジョンを失ったワンダは、ヴィジョンが密かに2人の新居を建てようと用意していたウエストビューを訪れる。そこで悲しみのあまり、驚異的な能力を発動してしまったワンダは、ヴィジョンと幸せに生きていくため、ウエストビューを作りだしてしまったのである。
はたして、ワンダの純粋な想いが作りだした世界はどうなってしまうのか…。そしてヒートアップするアグネスとの戦いのゆくえは…。今後のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に大きな影響をもたらすであろう壮大なクライマックスを、とくと目に焼き付けてほしい。
文/久保田 和馬