「金曜ロードSHOW！」が「金曜ロードショー」へ原点回帰！4月は2週連続でジブリ作品を放送

4月より番組タイトルが「金曜ロードSHOW！」から「金曜ロードショー」へ変更される金ローにて、スタジオジブリ作品が2週連続で放送されることが決定した。

90歳の老婆の姿にされた少女と美しき魔法使いを描く『ハウルの動く城』[c]2004 Studio Ghibli・NDDMT

新番組タイトルでの記念すべき1回目の4月2日(金)の放送では、ベネチア国際映画祭オゼッラ賞受賞を始め、米アカデミー賞にもノミネートされるなど、国内外で高い評価を受けた宮崎駿監督作『ハウルの動く城』(04)をノーカット放送。原作は、4月29日(金)公開のスタジオジブリ最新作『アーヤと魔女』と同じダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童小説。魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまった18歳の少女ソフィーと、美しい魔法使いの青年ハウルが心を通わせていくファンタジー超大作となる。ソフィー役の倍賞千恵子、ハウル役の木村拓哉ほか、美輪明宏、神木隆之介、大泉洋など実力派俳優が個性的なキャラクターたちを演じている。

原作は同名の世界的ファンタジー小説[c]2006 Studio Ghibli・NDHDMT

続く4月9日(金)は、宮崎吾朗監督の長編アニメーションデビュー作『ゲド戦記』(06)を本編ノーカット放送。原作は、宮崎駿監督も多大な影響を受けたというアーシュラ・K.ル＝グウィンによる世界的ファンタジー小説。不安が渦巻く世界の中で心に深い闇を抱える少年アレンは、大賢人ゲドとの旅を通して両親に捨てられたという謎の少女テルーと出会う。岡田准一がアレン役を務めたほか、菅原文太、田中裕子、香川照之ら実力派俳優が声優として参加。また、テルー役の手嶌葵による歌声が、本編を美しく彩っている。

また、4月から番組タイトルが9年ぶりに「金曜ロードショー」に。「35年前、番組スタート時の初心を忘れず」という思いが込められた新ロゴは、初代をモチーフに令和バージョンへとアップデートされている。さらに「様々な名作、大ヒットした話題作など、皆様に注目して頂けるような作品をお送りしていきたい」とのことで、“ド”の濁点部分が目玉になっているのだという。

スタジオジブリは『アーヤと魔女』で初のフル3DCGアニメに挑む。この最新作にちなんだジブリ作品2作を、装いも新たとなった「金曜ロードショー」で楽しみたい。

文/足立美由紀