S・スピルバーグ監督と「ストレンジャー・シングス」クリエイターがタッグ!スティーヴン・キングの超大作をNetflixで映像化
スティーヴン・スピルバーグと「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のダファー兄弟がタッグを組み、スティーヴン・キングとピーター・ストラウブのダークファンタジー小説「タリスマン」をNetflixシリーズとして映像化することが明らかになった。「The Hollywood Reporter」が報じている。
1984年に出版され世界中でベストセラーを記録した「タリスマン」は、死に瀕した母親を救おうとする12歳の少年ジャック・ソーヤーが、強力な力を持つ“タリスマン”を探すために、現実世界と異世界を往来する大冒険を繰り広げていく物語。
スピルバーグは出版前に本作に魅せられ映画化権を取得し、30年以上にわたって映画化の機会をうかがっていたとのこと。そして2019年には「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」で知られるマイク・バーガー監督のメガホンで映画化されることが発表されていた。
今回のプロジェクトにバーガー監督が関わるのかは明らかになっていないが、スピルバーグ率いるアンブリン・テレビジョンとパラマウント・テレビジョン・スタジオ、そしてNetflixが共同製作を行ない、スピルバーグとダファー兄弟は製作総指揮として名を連ねる。また、「ストレンジャー・シングス」で脚本と製作総指揮を務めたカーティス・グウィンがショーランナーを務めるとのこと。
「IT/イット」シリーズの大成功によって近年映像化が相次いでいるキング作品。先日も「バトルランナー」の再映画化が報じられたばかりだが、スピルバーグとキングのコラボレーションはこれが初めて。現在「ストレンジャー・シングス」のシーズン4を制作中のダファー兄弟は以前、スピルバーグとキングから多大な影響を受けて同作を制作したことを明かしており、彼らの夢のタッグは世界中から大きな注目を集めることになるだろう。続報を楽しみに待ちたい。
文/久保田 和馬